テロ容疑者が収容され、苛酷な尋問や拷問が国際的に問題となったアメリカのグアンタナモ収容所に5年間収容されていた男性が収容所の実態を語るために来日し、インタビューに答えました。
「グアンタナモは刑務所ではなく、拷問キャンプです」(ムラット・クルナズ氏)
キューバにあるアメリカのグアンタナモ収容所に無実の罪で5年間収容されていたドイツ出身でトルコ系のムラット・クルナズ氏(27)。2001年、旅先のパキスタンで、突然、テロリストと関与しているとの容疑をかけられ拘束された後、グアンタナモ収容所に移送されました。
「(アメリカ兵は)水が入ったバケツの中に私の頭を押しつけながら、腹を殴るのです」(ムラット・クルナズ氏)
クルナズ氏は、収容所で受けた拷問などの経験を広く知ってもらおうと、21日に初めて来日。24日の横浜をはじめ、来月7日まで、東京や大阪、札幌など8か所で講演する予定です。(23日22:43)