本州と四国を結ぶJR瀬戸大橋線の利用者数が22日、2億人を突破した。88年4月、瀬戸大橋開通と同時に開業した同線は97年11月に利用者が1億人を超え、2億人突破は22年目、7866日目での達成となった。
JR西日本岡山支社によると、同線の主要列車(特急しおかぜ・南風、快速マリンライナー)の今年度上半期の利用者は、前年度に比べ1割強減少。景気低迷に加え、新型インフルエンザ流行で外出を控えたケースや、高速料金割引などが要因とみられるという。年間利用者数で見ると、93年度の約1094万人をピークに、03年度以降約800万で推移しているという。
高松発岡山行き快速マリンライナー車内で記念品を受け取った香川県さぬき市、香川大4年、渡辺華奈さん(22)は「山口県の友人に会いに行くところ。記念の列車に乗り合わせて驚いている。瀬戸大橋線は就職活動で県外に行くのによく利用した。出来ればもう少し運賃を安くしてほしい」と話した。【石井尚】
毎日新聞 2009年10月23日 地方版