岡山放送局

2009年10月23日 18時6分更新

岡大病院に病児保育施設


岡山大学は子育て中の職員への支援を充実させようと、病気にかかった子どもを受け入れる「病児保育」の施設を大学病院に開設し、今月から運用を始めました。

これは、子育てをしながら働く職員の増加に伴って、病気にかかった子どもを受け入れる「病児保育」の施設の設置を求める声が高まったのを受けて設置されました。

岡山市北区にある岡山大学病院の歯科診療棟に設けられた施設には、症状の異なる子どもも受け入れられるよう、部屋が3つに分けられています。

かかりつけ医や病院の医師に、入院の必要がなくインフルエンザやはしかなどの感染症ではないと診断されたケースに限って、最大で4人まで病気にかかった子どもを受け入れます。

対象は生後6か月から小学3年生までの大学職員や学生の子どもで、平日の日中、専門の看護師と保育士、あわせて4人で保育します。

設置に関わった岡山大学病院の川畑智子医師は「働く女性だけではなく出産や育児などでいったん職場を離れた人の復職支援にもつなげたい」と話しています。