大阪市西成区の路上で覚せい剤を所持していたとして、大阪府警高槻署は23日、京都大経済学部4年、吉岡風志容疑者(28)=京都市左京区一乗寺里ノ前町=を覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕したと発表した。同日、同罪で起訴された。
同署によると、吉岡被告は逮捕時、「健康のために持っていた」と容疑を認めたが、その後は「覚せい剤とは知らなかった」など否認しているという。
逮捕容疑は、3日午後2時5分ごろ、西成区太子1の路上で、財布の中にポリ袋に入った覚せい剤約0.01グラムを所持していたとしている。また、逮捕時にポリ袋入り大麻0.865グラムも財布の中に持っていたため、大麻取締法違反(所持)容疑でも追送検する。
記者会見した京都大の大西珠枝副学長は「薬物への注意喚起をしてきたが、このような事件が起きて大変遺憾。司法の調査を待ち、厳正な対応をする」と話した。【広沢まゆみ】
毎日新聞 2009年10月23日 20時51分(最終更新 10月23日 21時31分)