岡田克也外相は22日午前のTBS番組で、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「これまで日米間で検討されたいくつかのプランの中で、代わるものがないかというアプローチだ」と述べた。沖縄県内への移設を軸に検討していることを示した発言だ。
日米政府間で合意しているキャンプ・シュワブ(同県名護市)沿岸部への移設に関しては「なぜあそこなのか、いまだに私は納得いっていない。もう少しほかに可能性はないか検証したい」と語った。
来月12、13両日のオバマ米大統領の来日までに結論を出すかどうかについては「これだけ短期間に米国の言うことを受け入れて、日米合意だからやりますという結論にはならない」と述べ、困難との認識を示した。
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