2009年10月23日 13時46分更新
アメリカ軍普天間基地の移設計画で(ふてんま)移設の予定地となっている名護市の(なごし)キャンプシュワブの沖合いできのう、アメリカ兵が軍用機からパラシュートを使って降下する訓練が2年ぶりに行われました。
22日午後、「アメリカ軍が、パラシュートを使った訓練をしている」と連絡を受けた名護市の担当者が現場を訪れたところ、アメリカ軍キャンプシュワブ沖の上空にいた軍用機から3人のアメリカ兵が、パラシュートを使って降下していたのを確認しました。
この訓練を巡っては、「一般演習」という呼び方で、今月9日に沖縄防衛局から名護市に通告されていましたが、名護市によりますと、パラシュートを使う訓練とは知らされていなかったということです。
このため名護市は、パラシュート訓練は地元の集落や漁船などへの降下のおそれもある危険な訓練だとして沖縄防衛局を通じて、アメリカ軍に、事前に、訓練の詳細を通報することなどを口頭で申し入れました。
これについてアメリカ海兵隊ではパラシュート訓練を行ったことを明らかにした上で、訓練は事前に当局に連絡しており、問題なく行われたとしています。
キャンプシュワブ沖でのパラシュート訓練は2年前にも行われていて、このときは沖縄県や名護市などに事前に訓練の詳細が連絡されていました。