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2009年10月22日(木) 19:15 |
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香川県の小豆島でマツタケの復活へ
秋の味覚、まつたけ。 今年は各地で「まだでない」「まだでない」という声を聞きます。 香川県の小豆島でマツタケの復活に取り組んでいるまつたけ研究会も苦戦しています。
土庄町北浦地区に、マツタケ山を作ろうと山の手入れをする地元の人がいます。 現在22人いる小豆島まつたけ研究会の会員の中心となっているのが梶光男さんです。 梶さんは山歩きが好きで40年前から小豆島のマツタケを観察してきました。 今年は10月に入ってからの気温が高すぎるのではといいます。 小豆島はかつてマツタケの宝庫と言われていました。 しかし、松くい虫の被害や山に人が入らなくなり、枯れ木や腐葉土が積もりすぎたためマツタケ菌が地中で死滅し、小豆島のマツタケはほとんど姿を見せなくなりました。 そこで小豆島のマツタケを再生させ観光資源の1つにしようと、3年前に梶さんら地元の有志がまつたけ研究会を作りました。 会員の持ち山で、積もりすぎた腐葉土を取り除き、枝を切るなどしてマツタケの生えやすい環境を整えました。 手入れを始めて2年目の昨年は10本のマツタケが取れ早くも成果が現れました。 3年目の今年は水不足に対応するため、山の頂上に雨水を溜めるタンクを設置し9月からは週に一度の水遣りも続けてきました。 今年もマツタケの姿を見たい。 小豆島まつたけ研究会では11月初旬までに1本は出てほしいと祈るような気持ちで毎朝、山に入ります。
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