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時評コラム

田原総一朗の政財界「ここだけの話」

過去最大95兆円予算でわかった
民主政権の危うさ

厚労省は三つに解体?

 民主党は今まで野党であった。役人の怖さを本当は分かっていなかった。

 厚労省、総務省をはじめ、各省の役人は非常に手ごわい。

 今、大臣が手を焼いているのが、いずれも橋本内閣の行政改革で合併した省庁だ。

 特に、厚生省と労働省が一緒になった厚生労働省。総務省も、実は自治省と郵政省、そして総務庁が一緒になっている。文部科学省も同様だ。

 合併省庁、つまり膨れ上がった省庁では、大臣は細かいところまで目配りができない。

 だが自民党の大臣はほとんど目配りをせず、官僚の言うままに概算予算を作っていった。

 ただし、自民党の場合はシーリング(概算要求基準)があった。「何兆円以下に抑える」というものだ。

 一方、民主党は敢えてシーリングを設けなかった。

 そして今、大臣たちが官僚たちとのやり取りに、非常に苦悩している。

 結果、予算はこんなに大きくなってしまった。

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