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時評コラム

田原総一朗の政財界「ここだけの話」

過去最大95兆円予算でわかった
民主政権の危うさ

厚生労働省の予算は大増額

 無駄を省くというのは民主党の最大の主張だったのに、それがなんと、自民党時代の約89兆円を大きく超えた。

 いったい、民主党は、何をしようとしているのか。

 この予算を見た多くの新聞、テレビの読者や視聴者が疑問を持ったことだろう。私も同様だ。

 さらに、内訳を見てみると特に大きいのが厚生労働省だが、厚労省といえば「ミスター年金問題」、5000万件の「消えた年金」について突っ込んだ、あの長妻昭氏が大臣だ。

 民主党の中でも「突っ込み屋」として非常に鋭い質問をした人だ。

 その厚労省の予算が、概算要求でおよそ29兆円。当初予算よりも約3.7兆円も増えている。

 厚労省はもともと予算をたくさん使う省ではある。年金問題があり、医療の問題があり、労働の問題を抱えるややこしい省庁だ。

 しかしそこにどこまで長妻氏がメスを入れられるのか、それがテーマでもあった。だが結果は、自民党よりも約3.7兆円超え。

 毎日新聞は10月18日付朝刊で「悩める長妻大臣」と、大きく見出しをつけていた。

 これはいったい何なのだろう。

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