【ワシントン=共同】22日付の米紙ワシントン・ポストは、訪日したゲーツ米国防長官が日本政府に米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で日米合意の早期履行を強く迫ったことに触れ、米政府当局者の間で鳩山政権の外交政策に対する懸念が高まっていると報じた。
同紙は、アフガニスタンとパキスタンの安定化やイラクからの部隊撤収、イランと北朝鮮の核問題、軍事台頭が著しい中国との信頼関係構築など、山積する外交課題で手いっぱいのオバマ政権にとって、アジアで最も親密な同盟国である日本が「新たな厄介な問題」になっていると指摘した。(07:00)