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麻薬及び向精神薬取締法違反の罪で起訴された俳優・押尾学被告(31)の初公判が、23日午後1時30分から東京地裁425法廷で行われる。一緒に服用して亡くなった飲食店従業員の女性Aさん(享年30歳)に対する保護責任者遺棄致死容疑については、22日までに立件されていない。女性の母親はスポーツ報知の取材に「当日、上京して傍聴希望者の列に並びたい」と、遺族自ら押尾の一言一句を確認するつもりでいる。
「押尾っていう人間が、1つの命がなくなったことをどう理解しているのか。人として責任ということを考えられるのか。家族の中の1人でも、直接、何を話すのか聞いておきたい」。岐阜・飛騨市に住むAさんの母親は、スポーツ報知に胸の内を明かした。
今回は薬物(MDMA)使用に関する公判のため、遺族の特別傍聴は認められず、一般希望者とともに抽選の列に並ばなくてはいけない。「私たちが行くことで混乱するだけかも」と最終的な結論は保留しているが、当日の朝、Aさんの両親、弟夫婦の4人で上京する意向だ。
一貫して「真実を知らせてほしい」と願う遺族にとっての希望は、保護責任者遺棄致死容疑での立件で“空白の3時間”が明らかになること。Aさんに異変が生じた午後6時半から、知人が119番した午後9時20分ごろの間、押尾被告は何をしていたのか―。3時間もかかった理由はもちろん、女性の携帯電話はマンション前の植え込みに捨てられており、いまだ不可解な点は多い。
8月31日の保釈後、警視庁は改めて保護責任者遺棄致死容疑の可能性で、押尾被告や前所属事務所・エイベックスの元マネジャーから事情聴取を行うなど捜査しているが、まだ立件に至っていない。立件されない場合、遺族は「民事訴訟を起こすことで、事実を明らかにするしかないが…立件されなくても民事で戦えるのか、一緒に戦ってくれる弁護士はいるんでしょうか」と不安を隠せない。
板倉宏・日大名誉教授は「公判中に保護責任者遺棄致死容疑での立件ができない、ということはない。また、立件されない場合も民事訴訟を引き受ける弁護士はいると思う」とコメントした。
押尾被告はMDMAの使用については大筋で認めている。検察側が事件当日の押尾被告の行動をどこまで明らかにするのか。そして押尾被告が女性の死に対し何を語るのか、それとも全く語らないのかが、大きな焦点になる。
(2009年10月23日06時03分 スポーツ報知)
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