高相祐一被告の初公判で、傍聴券を求め並ぶ人たち=東京・霞が関
女優・酒井法子被告の夫で、覚せい剤取締法違反(所持・使用)の罪に問われた自称プロサーファー、高相祐一被告(41)の初公判が21日、東京地裁で開かれた。
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高相被告の初公判が開かれた東京地裁は、早朝から一般の抽選分として用意された20席の傍聴券を求める人と報道陣であふれかえった。午前9時の締め切り時間までに並んだのは1557人。倍率77・85倍の“プラチナチケット”となった。
沿道にはテレビ中継車などの報道用車両がズラリと並び、上空にはヘリコプターが飛ぶなど、周辺一帯は騒然とした雰囲気。また、正面玄関前で待機していた報道陣に向かって、地裁から出てきた茶髪男性が「シャブなんてやってんじゃねーよ!!」と大声で叫ぶシーンもあった。
東京地裁広報によると、事故防止のために職員が人員整理に当たるなど“特別態勢”を敷いたという。
東京地裁では今後、23日に押尾学被告、26日に酒井被告の初公判と、注目度の高い裁判が続く。酒井被告の初公判では、近くの日比谷公園で当日、傍聴希望者に整理券を配り、抽選することが決まった。04年2月28日に東京地裁で開かれた松本智津夫死刑囚(54)=教祖名麻原彰晃=の判決公判以来となる。