2009年10月22日 20時2分更新
地方の意見を国政に反映させようと先月発足した民主党岡山県連の「政権移行委員会」が22日岡山市と意見を交換し、岡山市側は国の補正予算の見直しにより急遽、執行停止になった事業についての詳しい説明などを求めました。
民主党岡山県連の「政権移行委員会」は、地方が抱える課題を中央に伝え、国の政策に反映させようと先月設けられものでこれまでに県内の23の市や町を訪問しています。
22日は県連の高井崇志副代表ら10人が岡山市役所を訪れ、高谷市長ら市幹部と意見を交わしました。
会談は非公開で行われましたが、岡山市側は、補正予算の見直しにより急きょ執行停止となった事業について詳しい説明を求めたほか、市が、国の予算を見込んで準備を進めていた事業について準備の経費を負担をするよう求めたということです。
これに対して「政権移行委員会」は、「今後は地方の意見を聞きながら制度や事業を決めていきたい」と話したということです。
会談を終えた岡山市の高谷市長は「これまで実行してきた事業を変えられては困るが、地方の意見を聞こうとする気持ちは伝わってきた」と話していました。
民主党県連の「政権移行委員会」は今月中に県内すべての自治体を訪問する予定で今後も定期的に意見交換の場を設けていきたいとしています。