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 更新時間: 2009年10月23日00:39:38

がん治療施設 建設中止の賠償金は42億円以上か

名古屋市の河村たかし市長が建設の凍結を表明したがん治療施設について、事業を中止した場合の賠償額が42億円以上になる可能性があることがわかりました。

河村市長が建設を凍結した「陽子線がん治療施設」は松原前市長が進めたプロジェクトのひとつで、2012年度の完成を目指して業者とすでに245億円で契約を結んでいます。名古屋市は22日の市議会で、事業を中止した場合、業者が資材の購入などですでに42億円を使っていることからそれ以上の損害賠償を請求される可能性があることを明らかにしました。議員からは「最先端の治療施設は多くの患者の希望になる」と、計画どおりに建設を求める意見が相次ぎました。河村市長は専門家などによる公開討論会を開き、11月中に建設か中止かの結論を出す方針です。

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