米軍キャンプ座間で装備や訓練一般公開へ

　在日米陸軍司令部は２０日、同司令部があるキャンプ座間（神奈川県座間市、相模原市）で１１月１４日に基地内の施設のほか、ヘリコプターや機関銃などの装備品、格闘訓練などを一般公開すると発表した。

　これまで盆踊りなど地域住民との交流はあったが、一般市民を対象にした装備品や訓練などの公開は初めて。

　米軍再編で２００７年に米陸軍第１軍団の前方司令部がキャンプ座間に発足した際、説明不足などから地元の反発を招いた経緯があり、今回の公開について「フェンスの向こうで何をやっているのかという疑問や不安を一掃したい」（フランシス・ワーシンスキー司令官）としている。

　公開行事は、キャンプ座間を共同使用する陸上自衛隊と合同で実施。米陸軍と陸自のヘリや車両のほか、機関銃や小銃などを展示。米陸軍の兵士らが格闘訓練や大規模災害を想定した救難訓練などを行う。（共同）

　［2009年10月20日19時28分］