精神科医の野田教授が日テレ提訴 光母子殺害番組で名誉棄損山口県光市・母子殺害事件の公判で、被告の元少年(28)=事件当時(18)=を精神鑑定した精神科医の野田正彰関西学院大教授が「番組で証言をゆがめて放映され名誉を棄損された」として日本テレビに損害賠償や謝罪放送を求める訴訟を京都地裁に起こしたことが22日、分かった。 訴状によると、野田教授は2007年7月、差し戻し控訴審の公判に弁護側証人として出廷。鑑定資料に供述調書が含まれていない理由を検察官に問われ、必要な書類を絞り込んだという趣旨の証言をした。 日テレは同月29日に放映した「The・サンデー」で、この証言を紹介。野田教授は「インタビュー映像を無断で使用し、声優が証言の一部を投げやりな口調で再現するなど、不誠実さを強調した」としている。 【共同通信】
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