東京・秋葉原のメイド喫茶の店員が20日、日本農業新聞社ビルの屋上で開かれた「アキバ米」を刈り取る「収穫の儀」を行い、カマの代わりにハサミを使ってバケツで育てた稲の刈り取りを初体験した。
アキバ米は、メイド店員による地球温暖化啓発イベント「うち水っ娘」などを実施しているNPO法人「リコリタ」と日本農業新聞社が企画。神田で都市農政を実現しようと活動するNPO法人「大江戸野菜研究会」の協力で、倒れにくい「日本晴(にほんばれ)」をバケツを田んぼ代わりにして、秋葉原のメイド喫茶6店舗などで栽培した。
メイド喫茶「ロイヤルミルク」のエリザベスさんは「ご主人様から『雑草?』と冗談を言われたりしましたが、稲に『松太郎』などと名前を付けて愛情いっぱいに育てました。お米ができてうれしいです」と話していた。
収穫した米は31日、秋葉原UDXで開かれる農業イベント「神田やっちゃ場まつり」で脱穀・精米し、試食する予定。【河村成浩】
2009年10月20日