2009-10-21
「CHANGE」じゃ戦争は無くならない――現代の戦争って何だ?
つぶやき・主張 | |
「CHANGE」じゃ戦争は無くならない――現代の戦争って何だ?
「CHANGE」「核なき世界へ」「ノーベル平和賞」そして「政権交代」。アメリカがオバマ大統領になり、日本が民主党政権になり、これまでより平和で民主的な世界へ向かうのではないかという見方が漠然と広がっています。
ではそのアメリカがなぜアフガニスタンや隣国のパキスタンでは戦争を続けているのでしょうか。なぜ日本はそこにイージス艦を出して給油支援を長年続け、それが批判されたら代案として民間技術者を派遣しようとしているのでしょうか。
オバマ大統領「全力を挙げてテロと戦う」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091007-00000059-scn-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091005-00000503-san-int
「パキスタン地上作戦 60人殺害―避難民10万人超える」http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/pakistan/
例え公約どおり核や日米関係が多少見直されたとしても、日米が今も激しい戦争を仕掛け、日々多数の民間人が虐殺されていることには変わりありません。このことを今年の「フェスタ」ではちゃんと問題にしたいと思います。
そもそも2001年にアフガンで戦争を始めたのは米軍です。それなのになぜその国の大統領や首相が核の削減を表明しただけで平和ムードが広がるのでしょうか。1つには自ら運動を起こすよりも政治家に頼りたくなる多くの人々の心情があると思います。しかし政府に人々の監視や抗議が無ければ常に危険な方向へ行きかねません。「フェスタ」では自ら行動していくことの意義――「抵抗の発明」を主張し表現したいと思います。そしてここで書きたい2つ目は、日本社会の「戦争イメージ」が古いからではないかということです。
大国どおしが核でけん制しあっていたのは20世紀の東西冷戦時代です。原爆を経験した日本では「非核=平和」のイメージが今でも強いのかも知れませんが(その実現自体はとても大事なことですが)、今の日本が実際に関るアフガンやイラク戦争、そして今年のパレスチナ攻撃で起きているのは「高性能化した通常兵器による殺りく」です。
例:デモクラシー・ナウ:「ロボット革命と21世紀の戦争」http://www.labornetjp.org/news/2009/1255912439053staff01
大規模な戦闘が終ってからも、続々と開発される最新戦闘機による超高度からの空爆が日々行われ、多くの民間人を巻き添えにしています。そして使用される兵器も小型爆弾を撒き散らすクラスター爆弾や、毒性を持って全身に激しいヤケドを負わせる白リン焼夷弾など、残虐なものが使われています。
それでも「戦争」だと思われないのは、現代は軍隊の攻撃が警察による取り締まり行動のように行われ、マスコミもそう報じるからではないでしょうか。「テロ対策」「武装組織を追う」等と言いながら。しかしなるべく自軍の死者が少なくなるよう無人戦闘機まで開発しながら、爆弾を落とされる人々の側は逃げ惑うことしかできないのが現実です。イラク帰還兵「冬の兵士」の証言によれば、戦場での米軍は動く対象や人が集まっていそうな場所を攻撃しろと教えられるそうです。つまり戦場では民間人/非民間人の境目が最早なくなっているのです。そして日本のイージス艦がインド洋で重要視されるのは、こうした殺りくを繰り替えす戦闘機が燃料を得て飛び立つために使われているから。それらは現地の人々にどれほどの絶望感を与えているでしょうか? もしそれをやめて民間人を派遣しても死者につながりうるし、もし陸上自衛隊を派兵したらそれこそ正面からの参戦です。
日米関係や「脱官僚」といったドメスティックな政治の話以前に、「人殺しをやめろ」ということこそ問題の本質であり、人が挙げるべき叫びの声ではないでしょうか。私たちがオバマや民主党の報道を眺めている今この瞬間にも日米が殺りくを行っていること、使われる兵器や戦闘機がひどいものであること。それが広く伝わらない日本社会の「壁」をこのフェスタでは乗り越えていき、政府の戦争政策を批判し、反戦をアピールしたいと思っています。
2009-10-19
ホームページ開設しました。
|どうぞよろしくお願いします!
http://a.sanpal.co.jp/r-festa/
★過去の「反戦と抵抗の祭<フェスタ>」は
2004年:http://a.sanpal.co.jp/r-festa/2004/
2005年「戦争国家の足もとを揺らせ! 戦争機械を止めろ!」:
http://a.sanpal.co.jp/r-festa/2005/
2006年「逃亡の想像力を手放さない」:http://a.sanpal.co.jp/r-festa/2006/
2007年「生きのびる」:http://a.sanpal.co.jp/r-festa/2007/
2008年「責任者出てこい。これはヤツらの戦争だ」:http://a.sanpal.co.jp/r-festa/2008/
2009-10-12
高円寺でチラシ配り
行動 | |
午後から空が晴れやかになり、秋風がとても心地いい一日。
この日私達09実行委員有志は、高円寺にチラシ配りに行ってきました。と言うのも、この日高円寺ではデモがあるとの噂を聞いたからです。さらにこのデモ、「一騒ぎ起こってしまう」デモだとのことなので、これは言ってみなくっちゃ。
出発の前後に、チラシを配ったんですが、反応は上々。っていうか、参加者が香ばしすぎて、いろんな話しを聞かされちゃいました。
デモを主催したのは、「安心・安全なまちをつくるかい」というグループ。何でも、杉並区では10月から、路上でタバコを吸うと2000円の罰金金、という条例(杉並区安心安全まちづくり条例)が始まるらしく、喫煙者はずいぶん窮屈な思いをしている、とのことでした。また、非喫煙者なのに「自由に吸わせろ!」と絶叫していた方もいて、「何でもかんでも法律で禁止すればいいというのは、人間を馬鹿にした発想だ。吸いたい人も、吸いたくない人も、お互い相手を認めながら、話合ってつくっていくっつーの「智恵」というものじゃないのか!そもそもね、人間というのは...」などと、30分ほど説教されちゃいました。
参考 後でわかったことですが、ちなみにこの「杉並区 安心安全
まちづくり条例」には、
(ビラ等の散乱の防止等)
何人も、屋外広告物(第三項に掲げる文書図画を除く。)を掲出し、又はビラそ
の他の宣伝用の物品(以下「ビラ等」という。)を配布するときは、まちの景観
及び通行の安全を害してはならない。
2公共の場所において、ビラ等を配布し、又は配布させたものは、そのビラ等が
散乱したときは、速やかにこれを回収し、当該公共の場所の清掃を行わなければ
ならない。
なんという文言があるではないですか!交通の安全はともかく、
ビラまいて景観を害するって、どういうことなんだろうか・・・。
まさか「警官」の間違いじゃないよね・・・。あ、あと掃除するの
は面倒なので、ビラをもらった人は捨てないでネ。
他にも、警察官の違法な「職務質問」にあって暴行を受けたとか、自転車を拉致されて身代金を請求されたとか、何だか物騒な話題がいっぱい。お巡りさんもたくさん来ていましたが、デモはサウンドカーやら、移動式ドラムセットやらが出動して、ものすごくにぎやかで楽しいものでした。我らが反戦と抵抗のフェスタも、負けじと盛り上げていきたいな、と思いました。
2009-10-06
賛同のお願い
祭<.フェスタ>企画のお知らせ | |
「反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉09」への賛同をお願いします
2004年から秋深まるころに開催してきました「反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉」。「責任者出て来い。これはヤツらの戦争だ」を打ち出した昨年から、はや1年近くがたとうとしています。
11月29日(日)の「四谷ひろば」での屋内企画を始め多数の行動を予定し、実行委員会を形成して準備を始めています。そこでぜひみなさまに賛同と実行委員会への参加を呼びかけます。
8月の総選挙で民主党が大勝し、新政権が生まれました。今年は世界でも年明けからイスラエルがパレスチナに対する大虐殺を行い、米オバマ政権がイラクからアフガニスタンへ主戦場を移す中、新政権が取る安全保障や治安の政策が懸念されます。
一方人びとの間でも、在日外国人や朝鮮人に対する排外主義が現われています。この間続いてきた歴史修正主義と不況による不満のはけ口が結びついたかのように、街頭で差別的な言動を振りまくデモなどが行われています。
また、新たな戦争と差別のもとで貧困の問題もいっそう深刻化しており、派遣切りで職と住まいを同時に失う人々は増え続け、生存とつながりのための寄せ場、公園、都市からも商業論理や「安全・安心」の名のもとに人びとが排除されようとしています。
しかし、こうした動きへの対抗行動も各地で広がっています。国家や一部の者に煽られながら他者を憎むことへ向かうか、人々がともに広く手を取り合って生きていくかが問われています。
黙ってやられることは決してない。徹底して想像力を使い、私たちが望む未来のための抵抗を発明したい。この姿勢で戦争と貧困にまつわる問題に切り込み、表現し、交流する場を作っていきましょう。
ぜひみなさんの賛同と参加をお願いします!
【実行委員会メンバー募集】
実行委員会への参加も大募集中です、ともにつくりましょう、お気軽にご連絡ください。
・企画(講演、ワークショップ、上映会、ライブ、デモなど)をともに考え作ってくれる方
・宣伝にご協力してくれる方(チラシを配る・置く、インターネット上での宣伝、ブログ更新)
・デモや会場で使う道具をともに作ってくれる方
【連絡先】
メール:war_resisters_fes09(at)yahoo.co.jp
HP:http://a.sanpal.co.jp/r-festa/
ブログ:http;//d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/
〒160-0023
東京都新宿区西新宿4-16-13 MKビル2階
フリーター全般労働組合
電話/FAX:03−3373−0180
【実行委員会運営上の確認】
運動の仲間に組織暴力を行使する人々と警察官および警察への協力者の参加はお断りします。
【賛同いただける団体・個人の方に】
※以下のフォーマットに記入の上、
war_resisters_fes09(at)yahoo.co.jp にメールをください。
※賛同いただいた団体はフェスタブログおよび当日資料で紹介します。200字程度で団体紹介文を送ってください。
※賛同費を振り込まれる方は下記の「ゆうちょ銀行振替口座」にお願いします。
口座名称:派兵やめろ!戦争抵抗者の会
口座番号:00160-0-629395
【賛同フォーマット】
「反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉09」に賛同します
※以下[ ]内は、該当するものに○をしてください。
○賛同費:
[団体2000円・個人1000円]を
[申し込み時・振込・集会当日]で入金します。
○ブース出店:[希望します・希望しません]
お名前:[団体・個人][公表 可・不可]
(所属・肩書き等: )
連絡先:(集会関連情報が送られてもOKなところ)
(e-mail)
(住所)
(電話) ( )
(FAX) ( )
反戦支持します
2009/10/21 14:45
http://www.youtube.com/watch?v=XS8pBLslRIw
2009-10-02 反戦と抵抗の<祭フェスタ>09 始動!
【概要】反戦と抵抗の祭<フェスタ>09――無数の抵抗を発明する
祭<フェスタ>企画 | |
反戦と抵抗の祭<フェスタ>09
――無数の抵抗を発明する
屋内企画:2009年11月29日(日)
場所:四谷ひろば・講堂(元小学校跡地、地下鉄丸の内線 四谷3丁目駅A2出口から徒歩5分
地図:http://www.yotsuya-hiroba.jp/chizu.pdf
主催:「反戦と抵抗の祭<フェスタ>09」実行委員会
メール:war_resisters_fes09(at)yahoo.co.jp
HP:http://a.sanpal.co.jp/r-festa/
ブログ:http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/
★その他の企画:プレ企画、ワークショップ、ライブ、デモ(計画中)
誰かを殺して 成り立つ世界
誰かを支配することで 保たれる社会
戦争を続けることで 回る経済
そんな生活はイヤだ!
兎にも角にも 私達はそう考えます
しかしそうは言っても 私達は誰もが
殺し/殺され 使い/使い捨てられ
選別し/排除され ながら生きている
そんな土つぼの只中で
自分のことだけ棚上げなんて やっぱりできない
圧政、虐殺、飢餓や疫病
貧困、収奪、差別に偏見
表す言葉が違うだけで
いつでもどこでも戦争は あらゆる日常と地続き
そんな世界に逃げ場はないから
息を吸って 吐くことすら
毎日不自由 とても苦しい
そんな空気の中ですが
それでも抵抗してみましょう
呼吸を止めたら死んじゃうけれど
とにかく何か抵抗してみましょう
戦争システムの真っ只中で
馬鹿馬鹿しいほど抵抗してみましょう
どんな抵抗ができるのか
頭をひねって 考えましょう
智恵を絞って 「抵抗を発明」しましょう
反戦と抵抗の試みを ともに謳いましょう
2009年10月2日
「反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉09」実行委員会