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十勝毎日新聞社ニュース

急性循環不全か 中川昭一氏死去

2009年10月05日 14時06分

3日前から体調崩す
自宅に続々弔問

 東京都世田谷区の自宅で死亡した自民党の中川昭一元財務・金融相(56)の死因は、遺族らによると、急性循環不全であるとみられる。死亡推定時刻は3日午後11時ごろで、3日前から下痢で体調を崩し、食事がのどを通らない状態になっていた。悲報から一夜明けた5日、自宅には中央政界や帯広・十勝の関係者が続々と弔問に訪れた。帯広市議会では開会冒頭、議員全員で黙とうが行われた。

 財務・金融相、農水相、経産相、党政調会長などを歴任した中川さんの功績や人脈を物語るかのように、首相経験者や現職閣僚などが続々と弔問。

 4日午後は、麻生太郎、安倍晋三の首相経験者、自民党の谷垣禎一総裁、亀井静香金融・郵政改革担当相、前原誠司国土交通相、北朝鮮拉致被害者家族会の増元照明事務局長らが自宅を訪れ、早すぎる死を惜しむ声が広がった。遺体は谷垣氏らが贈った花に囲まれていた。

 郁子夫人は「まじめすぎるぐらいに、農水相、経産相、政調会長、財務・金融相の仕事に取り組んでいました。官僚から説明を受けた文書を朝まで勉強し、国会の答弁用に自分でメモして独自のノートを作っていました。官僚も『こんなに勉強する大臣はいない』と感心するほど。繊細で思いやりがあるのにそれをうまく表現できない人でした。とにかく残念です」と弔問客に語っていた。

 十勝からも有塚利宣十勝連合後援会長、高橋猛文同幹事長、清水誠一道議、砂川敏文市長が4日、駆け付けた。遺体と対面後、砂川市長は「十勝、日本にとって大きな損失。もっと活躍してほしかった」と無念さをにじませた。

 有塚会長は「中川さんが残した大きな遺産はこれからも十勝の前進を支えていくもの。残された私たちが遺志をしっかり受け止め中川氏の生前の功に報いたい」と述べた。

※高橋猛文十勝連合後援会幹事長の高の字は異体字です。

十勝後援会は16日偲ぶ会
 中川昭一十勝連合後援会(有塚利宣会長)は16日、北海道ホテル(西7南19)で、偲ぶ会(予定)を開く。

 午前11時〜午後1時を予定。一般市民も参列可。詳細は8、9日の葬儀後に決定する見込み。

6~12時 12~18時
23日の帯広
最高気温
15℃
最低気温
2℃
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