中国新聞オンライン
中国新聞 購読・試読のお申し込み
サイト内検索

接種1回 医療従事者に波紋 '09/10/22

 医療従事者の新型インフルエンザワクチンの接種回数を2回から1回に減らす国の方針が、山口県や県内の医療機関に波紋を広げている。次に優先順位が高い妊婦や基礎疾患(持病)のある人には早く回る公算だが、医療機関からは21日、「優先接種の対象から外れた医療従事者を先に」という意見が県に相次いだ。一方、妊婦ら対象者数は不確定で、前倒しには手続きが間に合わない事態に陥っている。

 20日の国の方針を受け、県健康増進課の担当班には「1回でいいなら、対象外となった医師や看護師に接種させたい」などの声が集中した。当初、医療機関が希望した総合計は約4万人分だったが、ワクチン不足で内科や小児科などを優先したため約1万9千人分に抑えられた経緯がある。

 2番目グループの前倒しにも課題がある。県は医師会を通じ対象者数の調査を始めたばかりで、まとまるのは今月末以降。同じ時期に2回目のワクチンが納品されるが、諸手続きを踏まえると、接種は予定通り11月中旬からの可能性が高い。

 県健康増進課は「地方は国の指示を受け調整してきた。しっかりしてもらわないと」と困惑する。


  1. 広島西飛行場、県が撤退へ
  2. 沖縄の地中に地震抑制の岩
  3. マツダ次世代車、11年発売
  4. APECジュニア会議へ始動
  5. オリーブで島のまちづくり
  6. 10月末にも五輪招致委設置
  7. 球場跡地減額で広島市長批判
  8. 5人準備 知事選が22日告示
  9. インフル、最速の注意報発令
  10. 予防接種 受験生は全額支援
  11. 旧奥谷宿舎を復元 島根大<動画あり>
  12. 神楽企画伸び悩む 島根
  13. 平山美術館大賞に児童4人
  14. 比と交流へ民間訪問団 福山
  15. 子育てパパらが憩いの森作り
  16. 住職の来寺50年で歌人が歌碑
  17. 干し柿作り、御調で最盛期
  18. 染色バラ1000輪で道 噴水も
  19. 亡父の念願 剣道で初の全国
  20. ベトナムの昔話を紙芝居に
  21. 平和大通りに今年もツリーを


MenuTopBackNextLast
安全安心