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2009年10月21日(水) 19:15 |
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鬼ノ城で大規模な鍛冶工房発見
発掘調査が進む総社市の古代の山城「鬼ノ城」で新たな発見です。 城内で鉄製品を作る大規模な工房が確認されました。
鬼ノ城はおよそ1300年前につくられたとされる古代の山城です。 2006年から古代吉備文化財センターによって発掘調査が進められています。 今回、東門近くの場所から鉄を溶かしていた鍛冶炉の周辺に、炉に風を吹き込むために使われた完全な形のフイゴの先や製品を作る際出る鉄くずも多く見つかりました。 これまで、鬼ノ城の鍛冶は鉄製品の修復程度と考えられていましたが、今回の発掘で大量の鉄くずやフイゴの先が数多く見つかったことから、鉄製品を作っていた可能性も出てきました。来月からは、別の場所で発掘調査をおこない、鉄製品がつくられていた跡を調べます。
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