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2009年10月21日(水) 19:15 |
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大島青松園に響くサヌカイトの音色
高松市の離島大島で、香川で採れる安山岩「サヌカイト」を使った楽器のコンサートが開かれました。
国の補助事業で計画されたコンサートですが、政府の補正予算見直しの影響で20日ほど延期して、開催にこぎつけました。 高松市の大島にある、ハンセン病療養所大島青松園です。 今月2日に予定されていた「瀬戸内海サヌカイトコンサート」がようやく開かれることになり、船で楽器が運び込まれました。 コンサートは、文化庁の補助事業として、香川県内9か所の島で計画されました。 約1000万円の事業費のうち550万円程度が国の補正予算です。 しかし、国の見直しで補助金執行が不透明になったため、実行委員会は、一旦開催を見合わせました。 香川県では補助金は執行されるはずといいますが、国からの連絡はありません。 コンサートで使われるサヌカイトは、地元ではかんかん石とも呼ばれます。 香川県などで産出する安山岩で、古代から石器としても用いられていました。 来年の瀬戸内国際芸術祭を盛り上げようと計画された島々のコンサートですが、国の補正予算執行の不安が消えぬまま来年3月まで続きます。
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