2009年10月06日

歪められた沖縄県民世論調査

県民世論調査結果は、調査する側の意向でいくらでも操作できる。

世論調査を信用できる順番に並べると以下の様になる。

良:内閣府・県民意識調査
良:住民投票
並:琉球新報、共同通信社の共同世論調査
――――報道者のモラルという壁――――
不良:沖縄タイムス、朝日新聞社の共同世論調査
最悪:琉球新報、沖縄テレビ放送の共同世論調査

並までが、公平な世論調査のぎりぎりの線です、琉球新報といえども

共同通信社との共同調査になると、結構、公平な世論調査やっている

と思います。

それでは、同じような内容な調査だとしても調査する者が変われば

調査結果はこれだけ違ってくる具体的な例をあげてみます。

琉球新報、共同通信社の共同世論調査


沿岸案不支持9割、琉球新報・OTV世論調査


同じ琉球新報の調査でもタッグを組む会社によってこうも違ってくるのである

上と下の調査では海外撤去(国外移設、即時無条件変換)で10%の開きがあり

国内移設にあたっては20%も開きがある。

一体、読者である我々はどちらの世論調査が実際の世論を反映しているものと

考えればいいんでしょうか。

そもそも普天間基地移設は地元の名護市の住民投票でさえ

賛成反対の意見が53%対46%と僅かな差で反対派が勝っただけなのに

よく県民の7割が普天間基地移設に反対していると耳にしますが、本当に7割も

反対しているのでしょうか。

ちなみに今では上の図にもあるように県民の9割が反対していると報道されて

いますが、どこをどうやったらこういった県民世論を作り出すことが

出来るのでしょうか。

それではまず、名護市の住民投票での投票結果を見てみましょう。

「賛成」と「環境対策や経済効果が期待できるので賛成」を合わせた賛成票が46%
「反対」と「環境対策や経済効果が期待でないので反対」を合わせた反対票が53%

次に県民の7割が反対したという、琉球新報・共同通信社の調査結果を

見てみましょう。

県民の7割が海上基地建設に「反対」
建設「賛成」は、「絶対賛成」(4.8%)「どちらかといえば賛成」(21.2%)
を合わせ26%

この様に報道されました。ポイントは名護市の住民投票にある様に、「経済効果が

期待できるので賛成」です。

「振興策などの条件次第で受け入れていい」と思う人が沖縄には

沢山いるということです。

この事は、以下の世論調査結果で裏づけできます。


つまり「経済効果が期待できるので賛成」「位置の変更や、振興策などの条件次第

では受け入れてもいい」この選択肢をいれるかいれないかで県民世論は大きく

動くのです、入れれば世論は拮抗し、外せば反対が7割とか9割という数字が

出てきます。

上の方につけた「沿岸案不支持9割、琉球新報・OTV世論調査」この極端な報道は

「振興策次第で賛成します」という人が選択する項目が無いので、この様な結果に

なったのです。

まあまあ、選択肢自体が極端ですよね、県外移設・国外移設・無条件返還こんな

選択肢しか用意されてないのですから、嘉手納統合を望む人はどれも選択出来ないし

今の普天間基地のままでいいんじゃないか、と思っている人が居たとしても

やはり選択肢がありません。

「すべての回答者の意見を網羅できる」これが世論調査、社会統計を

取る場合の大原則です。

「どうせ金が欲しいから反対しているんだろう」「沖縄県民の心は金で買える」

などと言われることがありますが、これは本当のことで上の世論調査結果を見ても

分かるとおり、沖縄県民の3割~4割の人が振興策などの条件次第では移設賛成に

まわります。

「基地問題と振興策は切って考えてくれ」「リンクさせないでくれ」最もな意見です

政府が振興策を条件に基地をおしつけている、というのも事実ですが

沖縄が基地を担保に振興策を引き出そうとしている、これもまた事実です。

単純にokinawazinさんの意見ではありませんが「基地を押し付けざるえない現実」

という意見を持つ者が、やっぱり沖縄県民の中にはいますが

例えば、米軍が使用しなく返還しようとしていたのに地元自治体や地主の反発で

そのまま軍用地として借り上げてもらっている土地や(具体的にいうと

勝連半島のホワイトビーチ周辺の土地です)旧東恩納弾薬庫地区の様に

沖縄市と地主が共同で国に要請に行き、そのまま返還後の土地に自衛隊を

誘致した事例など「基地を押し付けざるえない現実」とは全く逆のことも

沖縄県民は実際にやっているし、そのことも国に要請しているのです。

「基地を押し付けざるえない現実」一方的なモノの見方やめなさい。

余談になりますが、福地ダム周辺が米軍の北部訓練場になっておりペイント弾

などの環境汚染が問題になっていたその時に、せっせと県民の水がめである

倉敷ダムの真横(旧東恩納弾薬庫地区)に自衛隊の射撃訓練場を建設して

その事は一切問題にしない、沖縄県民の態度には笑えました^^;

北部訓練場のヘリパット移設による環境破壊が問題となっている時に

せっせと自衛隊の射撃訓練場建設の為に林地開発協議まで行って大規模伐採

大規模造成を行って、その事は一切問題にしない

沖縄県民の態度には笑えました^^;

沖縄県内の反米、反基地運動ってね、私たち本土左翼活動家が反対しない限り

盛り上がらないし、問題にならないのよ。

沖縄県民の県民世論を操作しているのは、私たち本土左翼活動家なんだもの。

      
Posted by きゃすっち at 01:57│Comments(0)TrackBack(0)

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