2009年 10月 21日 蒜山高原で初霜 △▼ ２１日朝の岡山・香川はほとんどの地域でこの秋一番の冷え込みとなりました。岡山県北の蒜山高原では初霜が降りました。地表の熱が奪われる放射冷却の影響で、各地の最低気温は真庭市蒜山上長田で１．２度、奈義町で２．６度などほとんどの地域で１１月上旬から下旬並みとなりました。岡山県内で最も寒かった蒜山では初霜が降り、場所によっては一面、白く覆われました。地元の人によりますと蒜山の初霜は去年より２週間ほど早いということです。気象台によりますと２２日朝の気温は２１日より２、３度高く、平年並みになるということです。 高原に大海原　雲海が出現 ▲▼ 岡山県吉備中央町では、冷え込んだ影響で雲海が姿を現し、幻想的な風景が広がりました。標高３００メートルに位置する吉備中央町の長丸地区は、雲海の名所として知られています。２１日朝は晴天で風があまりなく冷え込んだため、夜明け前から雲海が姿を現し、水墨画を思わせるような絶景が広がりました。午前６時の日の出を迎えると、雲海が赤く染まり、幻想的な美しい景色となりました。雲海は、冷え込みが厳しくなるこれからの季節が一番の見ごろだということです。 病気のミャンマー男児・岡山で治療へ ▲▼ 顔の一部が変形し、放っておけば命にも関わる病気と戦っているミャンマーの男の子が、岡山の病院で治療することになり、来日しました。ミャンマーから岡山にやって来たトゥー・チャー・アウンちゃん、１歳。脳瘤という病気のため、顔の額から鼻にかけてが変形しています。脳瘤は、生まれつき頭蓋骨に欠損があり、脳の一部が飛び出す病気です。アウンちゃんは、ミャンマーで２度手術を受けましたが、金銭的な理由で治療を断念せざるを得なくなり、日本の医療団体の援助を受けて、岡山の国立病院で治療する事になりました。国立病院では、詳しい検査を行ったあと、手術を行う予定です。放っておけば命にも関わるという脳瘤。小さな命を救うため、岡山の医師たちが国境を超えて立ちあがりました。 飲酒運転で事故の中学校教諭　懲戒免職 ▲▼ 岡山市の市立中学校に勤務する男性教諭が、酒を飲んで車を運転し事故を起こしたとして、２１日付けで懲戒免職となりました。懲戒免職となったのは岡山市南区の市立中学校に勤務する５０歳の男性教諭です。岡山市教委によりますと、この教諭は今月８日、午後７時ごろから約３時間に渡ってコンビニの駐車場や飲食店などで焼酎約５合を飲んで車を運転し、岡山市北区京橋町で路面電車の鉄柱に衝突する自損事故を起こしたということです。市教委の聞き取りに対し、教諭は「魔が差した」と話し、飲酒運転を認めているということです。この教諭は、道路交通法違反の疑いで警察から事情を聞かれていて、警察では、容疑が固まり次第、書類送検する方針です。 ＪＡ職員が１億２０００万円余りを着服 ▲▼ 東かがわ市にあるＪＡの支店の男性職員が顧客の定期貯金、１億１２００万円余りを着服していたことが分かりました。この職員は２１日付けで懲戒解雇されました。着服していたのは東かがわ市のＪＡ香川県東讃小海支店に勤務する５４歳の男性職員です。ＪＡ香川県によりますとこの職員は、２００６年１２月から今年８月までの間に「定期貯金を金利がより高いものに変えた方がいい」と顧客１２人に持ちかけて解約させ、１億１２００万円余りを着服したものです。ＪＡの内部監査で明らかになったものです。ＪＡの聞き取りに対し職員は着服を認め、「生活資金に充てた」と話しているということです。ＪＡはこの職員を２１日付けで懲戒解雇にしたほか詐欺罪などで警察に告訴しました。 後楽園で冬支度　松のこも巻き ▲▽ 岡山市の後楽園で冬支度です。晩秋の風物詩、松のこも巻きが行われました。松のこも巻きは、松の葉を食べるマツカレハという害虫が冬を越すために地中に降りる習性を利用し、こもと呼ばれるわらで編んだむしろの中におびき寄せるものです。後楽園では霜が降り始める毎年、この時期に行われていて、午前９時半から造園業者など１３人が園内約２４０本の松の幹にこもを巻いていきました。巻かれたこもは来年２月に取り外され焼かれることになっています。