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来季のJ1リーグ戦が、南アフリカW杯(来年6月11日~7月11日)期間中の中断の影響で平日開催が大幅に増えることが19日、分かった。注目を集めにくい平日開催対策として、1節の9試合を火曜日、水曜日の2日間に分散し、Jリーグの露出を増やす。また、翌週にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のアウェー戦があるチームは週末開催の場合は金曜日に試合を行い、海外チームとの激戦に備えるサポート案も固まった。
J1のリーグ戦は、原則として土日に開催される。代表活動の日程が理由で例外もあり、今年の場合、土日以外の開催は3節あった。ただし、うち2節はゴールデンウイーク中の祝日。しかし、来年は南アフリカW杯があるため、全34節を消化するには祝日以外の平日開催を増やすことが避けられない。
スタジアムへの客足やテレビ視聴率を集めにくい平日開催を乗り切るための策が、火・水曜日の分散開催だ。1節を5試合と4試合に分けることで、1試合当たりの注目度は増す。昨年は祝日以外の平日開催を水・木曜日に分散したケースが2度あったが、一定の効果を得た。こうした週4回の開催が、来季は増えることになる。
なじみの薄い火曜日に加え、金曜日の開催も増える。これはACL出場チームをサポートすることが狙いだ。翌週にアウェー戦を行うチームの試合を金曜日に組んで日程的余裕を作り、移動、時差ボケなどの負担を軽減させる。例えば、今年4月17日のG大阪―山形戦(万博)は金曜日開催だった。同21日(火)の敵地でのACLスリウィジャヤ(インドネシア)戦のための措置で、3―0の快勝につながった。こうした“必勝パターン”を増やすことになる。
Jリーグでは、2010年までに年間総入場者数1100万人を目指す「イレブンミリオン」プロジェクトに力を入れている。火・水・金・土・日曜日…Jリーグの開催日を広く分散させることは、プロジェクト達成のためにもプラスに働きそうだ。
(2009年10月20日06時03分 スポーツ報知)
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