{{{
特許を巡る日米の攻防に発展? 『セグウェイ』のアイデアは日本人が先だった!?
世紀の大発明として今年の初めから何かと話題になり、前評判だけは異様に高かった1人乗りスクーター『セグウェイ』だが、「私が特許を持つアイデアにそっくりである」と主張する日本人がいることを14日付けの毎日新聞社Webサイトが報じている。
その人物とは電気通信大学の山藤和男名誉教授。毎日新聞社の報道によると、山藤教授は1986年ごろから平行2輪車の研究を始めた。これは傾いた方向と反対の方向に重心を移し、姿勢の安定を保つ原理のもので、実際に高さ30cm程度のアルミ製平行2輪車の作成も行い、1987年3月には共同で研究していたゼミの学生が卒業論文として発表している。同年に国内での特許申請を行い、1996年6月にはそれが認められているという。
セグウェイは内蔵したジャイロが、ドライバーの体の傾きを判断して、傾いた方向に進むという制御方法を取っているが、この部分が山藤教授の持つ特許(両輪上に人が乗る構造、姿勢を安定させて走行する仕組み、人が傾く角度と方向などを調べるセンサー類を車体に載せる方法)と酷似しているようだ。
セグウェイの広報担当者は毎日新聞の取材に対して「知的所有権に関する問題については、現時点では答えられない」と話しているが、山藤教授も「アメリカ国内で特許の申請を行っていないから権利は無いかもしれないが、アイデアは間違いなく私たちの方が先だ」と一歩も譲らない構えを見せている。
正体不明のまま、今年の初めから様々なメディアで「パソコンを超える世紀の発明。これがあることで今後の都市開発を根底から揺さぶるかもしれない」などと絶賛されてきた仮称「ジンジャー」あるいは「IT」が、電気...