岡山放送局

2009年10月21日 21時41分更新

飲酒運転事故 教諭を懲戒免職


岡山市の中学校の教諭が今月8日に酒を飲んで車を運転し自損事故を起こしたことをうけて岡山市はこの教諭を21日付けで懲戒免職処分としました。

処分を受けたのは、岡山市南区の岡山市立の中学校に勤務する50歳の技術・家庭科の男性教諭です。岡山市教育委員会によりますとこの男性教諭は今月8日の午後10時ごろ、学校からの帰宅途中に、酒を飲んで車を運転し、岡山市北区で路面電車の鉄柱に衝突する事故を起こしたということです。
教育委員会によりますと男性教諭はこの日は市内のコンビニエンスストアの駐車場など3カ所に車を止めて途中、仮眠をとりながら車に積んであった焼酎を飲んだ後2カ所の飲食店でワインや焼酎を飲み、合わせて4合から5合の酒を飲んだということです。
教育委員会に対してこの男性教諭は「この日以外にも飲酒運転をしたことがある。反省している」と話しているということです。
警察は酒気帯び運転の疑いで男性教諭への取り調べを続けていますが市では、警察が把握している事実と男性教諭の話が一致していることなどから警察の処分を待たずに21日付けでこの男性教諭を懲戒免職処分としました。
岡山市教育委員会の山脇健教育長は「信頼関係により成り立っている教育現場において子どもの教育に携わっている教諭が事件を起こしたことは絶対に許されないことです。信頼回復のために学校、市教委をあげて全力で取り組んでまいります」とコメントしています。