2009年10月21日 21時41分更新
今年8月に台風9号に伴う大雨で大きな被害を受けた岡山県美作市の土居地区で、21日、地元の小学生たちが、災害からの復興の願いを込めて合唱を披露する街角コンサートを開きました。
コンサートを開いたのは、美作市の土居小学校の全校児童およそ90人です。
土居地区は台風のときに近くを流れる山家川の増水で多くの住宅が床上浸水などの被害を受けました。21日はお昼過ぎに学校からおよそ500メートルの所にある福祉施設の前で街角コンサートが開かれ、地域のお年寄りや保護者らあわせて100人ほどが集まりました。
はじめに児童会の代表が「夏の水害で被害を受けた人たちに元気を出してという意味を込めて一生懸命歌います。最後まで聞いてください」とあいさつしました。
そして、この日のために練習してきた「語り合おう」や「さんぽ」、それに「ビリーブ」などあわせて5曲を歌いました。
最後に児童の代表が「僕たちは、歌で地域の皆さんに元気を伝えられたらいいなと思いながら歌いました。」とあいさつをすると集まった人たちから盛んな拍手が送られていました。
歌を聞いた地元の人たちは「子どもたちの歌声に元気をもらいました」などと話していました。