【トロント共同】米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は26日、トロントでのブルージェイズ戦で大リーグ9年目で初めて退場処分を受けた。三振の判定に対する不満げなしぐさを審判員への侮辱行為とみなされた。イチローの退場処分はオリックス時代にもなく、日米を通じて初めて。
イチローは五回1死三塁での第3打席で、2−0からの3球目、外角高めの球を見逃して三振と判定された。しかし、直後にバットの先端でホームベースの外側をなぞるようにして、ストライクではないと訴えるしぐさ。これが侮辱行為にあたると判断された。
イチローは抗議しかけたものの、駆け寄ったワカマツ監督になだめられるようにしてベンチに戻った。