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亀井氏「見事だろう」 日本郵政社長交代劇 小沢氏のブレーンを起用 (1/2ページ)

2009.10.21 20:08

 亀井静香郵政改革担当相(国民新党代表)は21日、日本郵政の次期社長に、小沢一郎民主党幹事長と親しいとされる斎藤次郎元大蔵事務次官を起用することを決めた。亀井氏は、20日の郵政改革見直しの閣議決定と日本郵政の西川善文社長の退任を主導し、ただちに後任を決めて凱(がい)歌(か)をあげた。小沢人脈とされる斎藤氏の起用で、郵政見直しに鳩山内閣と民主党を巻き込み、来年夏の参院選での特定郵便局長らでつくる「郵政政策研究会」からの民主、国民新両党への強力な支援をねらったとみられる。(小島優)

 「ご苦労さまでした」

 「見たか、見事だろう」

 21日午前、首相官邸で開かれた基本政策閣僚委員会の席上、鳩山由紀夫首相が日本郵政社長人事をねぎらうと、亀井氏は大きな声で応えた。同席者の「人事は漏れませんでしたね」(松野頼久官房副長官)との声にも、「亀井静香らしいだろ」と胸を張った。

 西川氏の退任会見を受けて、亀井氏は20日夜、素早く動いた。

 「社長をやってくれませんか」

 20日午後8時ごろ、東京・赤坂の行きつけのふぐ料理店に入った亀井氏は斎藤氏へ電話した。「一晩考えさせてください」と語った斎藤氏は翌朝受諾した。

 20日夜の電話で就任は決まったとみた亀井氏は、この店で開いた大塚耕平内閣府副大臣ら民主党金融関係議員との会合で、機嫌良く酒を飲み、生バンドの演奏で円より子参院議員と「銀座の恋の物語」を熱唱した。

 この晩、亀井氏から電話で報告を受けた首相は「いい方だね。ありがたいなあ」と歓迎した。

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会見する亀井郵政改革・金融担当相=21日午前、東京・霞が関(瀧誠四郎撮影)
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