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放送総局長会見 2009/10/21
 
「NHKスペシャル チャイナパワー」について
 
(大型企画開発センター 角チーフ・プロデューサー)
 10月1日に建国60年を迎えた中国。国内総生産は、日本を抜き世界2位になる可能性が高く、外貨準備高はすでに世界一。いまや世界は中国抜きに語れなくなっている。中国と世界との最前線でいったい何が起きているのか。そして、中国は、21世紀の新しい世界の中でどんな戦略を描き、世界各国はそれをどう受けとめようとしているのか。各国との共存をはかりながら世界で存在感を増し続ける巨大国家・中国の知られざる姿に迫る。「第1回 文化大国への道」(仮)(11/22・総合・後9:30)は、世界的な映画をはじめ、文化大国を目指して動き始めた業界の激変ぶりを描く。「第2回 新中華ネットワークはこうして作られる」(仮)(11/29・後9:45)は、新興マーケットとして注目を集めるアフリカで、現地国と共存共栄をはかるプロジェクトを次々と立ち上げ、急成長している中国企業に密着。「第3回 世界を駆ける中国マネー」(仮)(12/13・後9:45)は、中国投資銀行の活動の実態に迫る。
 
 
「ヒューマンドキュメンタリー」について
 
(日向放送総局長)
 2夜連続で放送する家族、人間、命を真正面から取り上げる特別編成。「明日 私は生きているのか」(11/4・総合・後10:00)は、大阪大学医学部附属病院の移植病棟に半年間カメラを据え、移植待機患者と家族が真摯に命と向き合い、闘っていく姿を見つめる。「うちの子どもは世界一 〜密着親子 自立への階段〜」(11/5・後10:00)は、生まれながら重度の障害のある子どもとその親が、目標となるボールにどれだけ近づけたかを競う障害者のために考案された競技“ボッチャ”に出会ったことで、生きる希望を見出した日々を追う。


 
「第60回 紅白歌合戦」について
 
(日向総局長)
 今年のテーマである『歌の力 ∞ 無限大』にちなんで、視聴者から募集しているワンフレーズ(言葉)。そのワンフレーズをもとに、作曲家の久石譲さんが、紅白オリジナルソングを作る『“60回紅白”特別企画』で、メロディーが出来上がった。応募締切は11月8日(日)。完成した楽曲は、11月末ごろに発表予定。
 また、「紅白歌合戦」の“広報ツール”を作成した。写真撮影用バックパネル、紅白応援隊等身大パネル、紅白歌合戦優勝旗レプリカ、紅白検定パネル。この広報ツールは、全国の各放送局がこの秋実施する会館公開などを中心に巡回展示を行い、今年の「紅白歌合戦」をPRする。
 
 
BS1「ベルリンの壁崩壊20年番組」について
 
(今井放送副総局長)
 
BS1では、ベルリンの壁崩壊20年にあたる11月9日(月)から3週に渡って関連番組を編成。BS20周年特集番組「ベルリンの壁崩壊から20年」(11/9・後6:15)では、東京のスタジオをキーステーションに現地ベルリンと中継を結びながら、NHKが記録してきた膨大な資料映像に最新の情報を加えて、のべ3時間10分にわたり生放送を行う。また、「BS世界のドキュメンタリー」では、「ベルリンの壁崩壊 20年」(仮)のシリーズを放送。「国際共同制作 ベルリン 壁の時代を越えて 〜崩壊から20年〜」(仮)(前編・11/10・後9:10、後編・11/11・後9:10) 、「壁を越えた愛」(仮)(11/12・後9:10)、「ライプチヒの奇跡」(仮)(前編・11/13・後9:10、後編・11/14・後11:10)、「24時間ドキュメント 壁崩壊の夜」(仮)(11/18・後9:10)、「旧東ドイツ 激動の日々」(仮)(前編・11/19・後9:10、後編・11/20・後9:10)、「ベルリンの野うさぎ」 (仮) (11/21・後・11:10)、「ラジオ・フリー・ヨーロッパの闘い 〜冷戦下・東欧の市民たちへ〜」 (仮)(11/23・後9:10)、「あの日から20年 〜壁崩壊は何をもたらしたか〜」(仮)(11/28・後11:10)。
 
 
「NHK@キャンパス」オープン記念のワンセグ独自記念番組について
 
(日向総局長)
 10月24日(土)、青山学院大学アスタジオ(渋谷区)の一角に『NHK@キャンパス』というサテライトスタジオを開く。そのオープンを記念してNHKワンセグ2で3つの特別番組を放送。「ワンセグランチボックス 青山スペシャル」(10/24・後1:00)、「Shibuya Deep A」のスピンオフ番組「教えて!ケンコバ教授 〜5分間ノーカット一本勝負〜」(10/26〜30・後0:25)、「パフォー!」のスピンオフ番組「青山学院大学でイツザイ発掘」(11/9〜13・後0:25)を放送する。
 
 
『教育フェア2009 NHK秋のふれあい広場』について
 
(黒木放送副総局長)
 NHKの教育サービスにじかに触れ、体感していただくイベントとして開催する(10/31〜11/3)。NHK放送センターの一部を公開し、番組と連動した展示や人気キャラクターのショーなどがある。連続人形活劇「新・三銃士」の人形を展示するほか、撮影で使っているセットの一部を舞台に人形劇ライブも行う。このほか、屋外会場・キッズステージでも多彩なショーなどが行われる。
 
 
「NHKクリエイティブ・ライブラリー」について
 
(ライツ・アーカイブスセンター 早見統括担当部長)
 生きものや日本・世界の風景など、NHKの豊富な映像素材のインターネットを通じた無償提供を始める。ダウンロードした映像素材は自分の撮影したビデオ、写真等と組み合わせて作品を作ったり、ホームページ等で発表できる。10月31日(土)にプレオープンし、利用者の反応や状況などを調査・検証したうえで、来年度中に本格オープンする予定。
 
 
「週刊!ハタラキング」就活生応援キャンペーンについて
 
(制作局 宮越チーフ・プロデューサー)
 NHKの“仕事”関連番組10番組をリンクするポータルサイト「週刊!ハタラキング」では、学生のOB訪問が始まるこの時期に番組と連動して就職活動を応援する。番組では、「ハタラキングで“あしたをつかめ”」(11/1・教育・後11:00)でOB訪問特集、就職活動に役立つ番組の再放送を深夜に集中編成(11/3〜7・総合)、「めざせ!会社の星」(11/8・教育・前0:00)では就職活動スペシャルを放送する。サイト上の企画では番組に登場した経営者たちに大学生がインタビューする。
 
 
その他
 
Q:設置が検討されている放送・通信に関する独立性の高い機関(日本版FCC)について
A:(日向総局長)
  日本版FCCについては考え方として理解できる。1年かけて具体的に議論するということなので見守りたい。BPO(放送倫理・番組向上機構)については、これまでも意見や勧告を受けた際には真摯に対応してきたし、尊重する立場にある。ただ日本版FCCとBPOがどういう関係になるのか見えない現状では、それ以上のことは答えにくい。

Q:「JAPANデビュー アジアの“一等国”」の一部新聞報道ついて
A:(日向総局長)
  番組担当者が放送後、出演者に会って感想を聞いたり、改めて番組内容を説明したりするのは当然のことと考えている。

Q:連続テレビ小説ほか、ドラマの視聴率について
A:(日向総局長)
  若い視聴者に見てもらいたいという制作意図が、視聴者にうまく伝わっているかどうかということだと思う。試行錯誤しながらで制作しているが、連続テレビ小説は、若い層と中高年層の好みのバランスをどのように取っていくのかが課題。

 
 
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