香川県は、医師確保策の一環として来春から導入する県独自の医師育成制度「医師育成キャリア支援プログラム」の参加者を募っている。対象は医学部卒後の初期研修修了者が中心だが、一定の経験を持つUターン、Iターン希望の医師や育休後の女性医師なども受け入れる。12月14日まで。
県や県医師会、中核病院などが一体となり、県内で専門医や総合医を育てるのが特徴。参加医師に対するさまざまな支援策も設けた。県医務国保課によると、こうした取り組みは全国初という。
募集するのは内科、外科、救急科、小児科、産婦人科、総合医の6コース。定員は各5〜10人で計40人程度を見込む。参加者は、おおむね6〜10年間で複数の中核病院などを回り、専門医の資格取得を目指す。
サポート体制も整備。県に「医師育成キャリア支援センター」を設け、経験豊富な医師が継続的に指導に当たるほか、プログラム修了者の県内就職支援、キャリアアップ支援などを実施。奨励金制度の創設も検討している。
問い合わせは同支援センター事務局(県医務国保課内)〈087(832)3321〉。