山本化学工業と同一所在地 社員逮捕のバイオラバー販売会社高速水着素材の開発で知られる山本化学工業(大阪市)の製品が「がんに効能がある」とうたわれ違法に販売されていた事件で、浜谷吉孝容疑者(53)=薬事法違反容疑で逮捕=らが勤務していたゴム製品販売会社「ハーキュリーズグループ」の所在地や社長が、山本化学工業と同じであることが21日、京都府警への取材で分かった。 府警は2社の関係や、山本化学工業が違法販売の実態を知っていたかどうかを慎重に調べる。 府警によると、ハ社の登記上の本社は大阪市東成区だが、事務所は大阪市生野区にある山本化学工業と同じビル内にあり、電話番号も同一。山本化学工業の山本富造社長が代表を務めていた。 府警は20日、同法違反の疑いで浜谷容疑者、瓜生芳文容疑者(59)のハ社社員2人と、健康用品販売会社「壮快薬品」(東京)の京都駅前店店長吉川由美容疑者(33)を逮捕した。 3人は4月、京都駅前店で女性(44)に「がん細胞を抑制する効果がある」と説明、山本化学工業の製品バイオラバーのベスト2着を販売するなどした疑いが持たれている。 【共同通信】
|