東京都は8日、新型インフルエンザに感染した都内の男児(5)が6日にインフルエンザ脳炎で死亡したと発表した。厚生労働省によると、国内の死者は感染疑い例も含め22例目で、国内最年少。都内では初の死者。
都によると、男児に既往症などはなかった。今月2日に発熱などの症状がみられ、自宅近くの医療機関を受診。帰宅し翌3日午前に40度の高熱となり、再度受診した。簡易検査でA型インフルエンザ陽性の反応があり、タミフルを投与された。
同日夕から嘔吐(おうと)やひきつけのほか、意識障害も起き、別の医療機関で頭部を検査したところ、脳炎が疑われ入院した。