アンチ雀鬼流 −雀鬼流のインチキ性を説く−


 皆さんはすでに雀鬼流をご存じだと思うが、もし知らない方がいたら近代麻雀ゴールドでも読んでみましょう。雀鬼流の細かいルールについて語っているページが必ずやあるはずだ。マナーについての取り決めは同調出来る点が多いが、特に次の二点は納得できない方も多いのではないだろうか。

1、第1巡目の字牌とドラ切りは禁止(ダブリーならオッケー)

 はっきり言って、なんで初順に字牌を切ったらいけないのだろうか。雀鬼流創始者の桜井章一氏曰く、「第一打から風牌を鳴かれるのを防ぐためさ。」例えば、次のような超好配牌の場合はなにを切ればよいのか。

  ドラ

 雀鬼流以外の人なら百人中百人が白を切るが(456と567の三色の両天秤)、雀鬼流なら四、七萬を切って三色の目を自ら狭めなければならない。実にナンセンスである。白を仮に鳴かれたとしても絶対自分のほうが手が早いのにもかかわらずだ。牌の音(雀鬼流の雀荘)ではメンバーは皆こういう打ち方をするのだろうか。四萬切りでも7700あるからいいのだろうか。それなら次の様の場合は一体どうすれば良いのか。

  (しかも親)

 もうどうしようもないっしょ。

2、筋掛け即リーチの禁止(中筋掛けも禁止)

 これも無駄ルール。桜井氏曰く「麻雀は自摸上がりを基本にするべきだ。」ロン目的のリーチはいけないらしい。でもこれは綺麗事過ぎる。麻雀は上がることが第一なのだ。では、次のような時はどうすればよいのか。

  ドラ

(南4局6巡目、西家、トップと9500点差)

 誰がどう考えても即リーでしょ。一順待って、その間に三萬出てポンされたらどうすんの?

 ルールの点から見ると私はあまり雀鬼流が効率が良いとは思えない。それに麻雀はギャンブルである。競技麻雀やレートが極端に低い場なら雀鬼流ルールでもよいが、レートがピンもあれば一日で万単位の金が動くのだ。それを知っていながら、このようなルールに縛られて自滅していくなんて、なんとも愚かなことではなかろうか。

 さらに攻撃の的を桜井氏個人に向けてみることにする。

1、新宿で20年間無敗だったという点について

 桜井氏は代打ち勝負で20年間無敗だったというが(そもそも代打ちなんてあるのだろうか?)、そんなことを皆さんは本気で信じているのか。それは某教祖が空中浮遊するという類の話と同類であり、そんなことあるわけが無い。麻雀は運の要素が絡んでくるため、どんなに実力があっても常勝なんてありえないのだ(20年間打たなかったというなら話は別だが・・・)。第一20年間無敗だったらもっと桜井氏は金持ちであるはずだ。それは桜井氏は無欲だからと反論する人もいると思うが、それでも資産が下北沢と町田に雀荘2軒(しかも狭い)というのは実にかなしい(実は隠し財産を持っていたりして・・・)。それに桜井氏に負けたって言っている人を私は聞いたことが無い。それどころか、対戦したっていう人もあまり耳にしないのだ。

 しかもそんなに勝っていたのになんで最近になって麻雀を辞めたのか。全自動卓が導入されたからという話もあるが、私が思うに、話が大きくなり過ぎてもう後戻りが出来なくなったからではないだろうか。雀鬼は負けるのを恐れているのではないかと思う。本人は「俺が麻雀をすると命が縮まるんだ。」とか言っているが。

2、かっこつけすぎ

 桜井氏は麻雀はただのギャンブルでは無いとか言っているが私から見れば戯言である。金を賭ける限りただのギャンブルである。まあ、金さえ賭けなければ囲碁や将棋のレベルまで近づけるかなとも思うが、やはり運の要素がある限りそれは無理だろう(少なくてもスポーツでは無い)。

最近桜井氏が写真集を出したのをご存じだろうか。その中にまるで詩人が吐いたようなセリフを載せているが、気取りすぎだと感じる。麻雀師ならかっこつけてはいけないという決まりはないが彼は自分を哲学者かなんかと勘違いしているようだ。私にはその写真集を買う奴の気が知れない。

 こんな長々とした文章を最後まで読んでくれてありがとうございます。まあ雀鬼流は宗教だったってことで納得すれば矛盾は無いんですけどね…


   


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