西川郵政社長キレた!超不機嫌な辞任会見
記者会見で辞任を表明する日本郵政の西川善文社長
Photo By 共同 |
日本郵政の西川善文社長(71)は20日、郵政本社で記者会見し「現在の職にとどまることはできない」と正式に辞任を表明した。郵政民営化の見直しを政権公約に掲げ自発的辞任を求める政府の意向を受け入れたもので、28日の日本郵政の取締役会までに正式に辞任する。
100人を超す報道陣でごった返した東京・霞が関の日本郵政本社の会見室。直前に亀井静香郵政改革担当相と会い「ご苦労さま」と言われた西川社長は、午後6時半、ぶぜんとした顔つきで現れた。
口をへの字に結び、着席するなり「体調が悪くて声が出ない。会見は20分で終わりますから」。辞任のコメントを読み上げようとすると一斉にカメラのシャッター音が鳴り「ガシャガシャ音がうるさくて話せない。もう(会見を)やめようか」とむっとした。
辞任に踏み切った理由に関しては「郵政民営化のためにやってきたことと、(民営化見直しで)これからやることと大きな隔たりがある」と説明し、鳩山内閣との方針の違いを強調。かんぽの宿売却、東京中央郵便局の再開発、鳩山邦夫元総務相との対立…。「やり残したことを言えばきりがない」と道半ばでの“退場”に、行き場のない怒りとやりきれなさがにじんだ。
民営化に取り組んだ任期中の仕事への自己評価については「わたしの持てる能力をはるかに超える難しい課題だった。社員の協力で本日までこぎ着けた」と振り返った。亀井氏とのやりとりは「人事に関することも含まれ、コメントは差し控える」とひと言も口にしなかった。
関連ニュース
PR
関連写真
注目アイテム
- 日本郵政社長決まった! [ 10月21日 09:44 ]
- 異例の事態だが…東京モーターショー開幕 [ 10月21日 08:32 ]
- 加速するリストラ JAL 成田―ロンドン便半減 [ 10月21日 08:28 ]