岡山放送局

2009年10月20日 22時46分更新

津山市でヌートリア捕獲活動


農作物を食い荒らす外来の生物として問題になっているヌートリアの捕獲活動が津山市で行われ、体長50センチ前後のヌートリアが次々に捕獲されました。

この捕獲活動は、岡山県が先月から行っているもので、県北部では今週からスタートしました。
ヌートリアは、水辺に生息する南米原産のネズミに似たほ乳類で畑の野菜や稲などを食い荒らすとして、県内では農業被害が大きな問題となっています。

20日は、県の担当職員や地元の猟友会の会員など捕獲チームの8人が津山市加茂町の加茂川沿いに、19日のうちに仕掛けていた捕獲用の箱ワナ、およそ26個を見てまわりました。

このうち、最初の場所では、仕掛けられた10個の箱ワナのうち8個に体長50センチ前後のヌートリアがつかまっているのが発見されました。

県の担当者は「ヌートリアの被害は県南が多いと見られていたが、県北でも初日から予想以上に捕獲することができ、生息域や被害の広がりが分かった。今後は、県北での捕獲にも力を入れたい」などと話していました。

県では、仕事を失った人などを活用するための緊急雇用対策の一環としてヌートリアの捕獲活動を行っていてこのあと、津山市の勝北地域や久米地域などでも捕獲活動を続ける事にしています。