田中秀征 政権ウォッチ

このページを印刷

バックナンバー一覧

鳩山首相の「丁寧すぎる」言葉使い

粗暴気味な麻生前首相と
丁寧すぎる鳩山首相

 鳩山由紀夫首相の発言に敬語や丁寧語が多い。多過ぎると感じるときもある。

 麻生太郎前首相が粗暴とも言える荒々しい発言を持ち味としていたので、鳩山首相の発言も今のところ好感されているようだ。

 しかし、政権が上昇気流にあるときはいいが、雲行きが変ると首相の言葉使いに対する受け止め方も変るだろう。

 麻生前首相の言葉使いも政権発足当初はさほど問題にされなかった。だから、本人が言い振りによって人気を高めていると錯覚したとしても不思議ではない。

 鳩山内閣の高支持率も、鳩山首相の言葉使いが貢献しているわけではない。粗暴気味の麻生節が終ったことは歓迎されているだろうが、それ以上ではないだろう。

多過ぎる敬語や丁寧語は
発言と政権維持をブレさせる

 さて、敬語や丁寧語が多過ぎると、「まわりくどい」とか「解りづらい」という印象を与える。“いんぎん無礼”という言葉があるが、何か聞き手が小馬鹿にされているような感じを持つこともある。

 鳩山首相の言葉使いは、相手に対する最大級の敬意を表そうとする努力によるもの。それが「過ぎたるものは及ばざるがごとし」の結果に終れば、本人にはこれ以上に不本意なことはない。

 また、失言やブレを恐れるあまり、敬語や丁寧語で発言をつなぎ、発言の意図をぼかそうとしている面もあるだろう。そんな発言手法も今のうちに変えたほうがよい。

おすすめ関連記事

ソーシャルブックマークへ投稿: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をYahoo!ブックマークに投稿 この記事をBuzzurlに投稿 この記事をトピックイットに投稿 この記事をlivedoorクリップに投稿 この記事をnewsingに投稿 この記事をdel.icio.usに投稿

Special Topics

バックナンバー

Pick Up

今週のキーワード 真壁昭夫

経済状況は「天国と地獄」の差! 先進国を凌駕した新興国が迎える“岐路”

世界同時不況を経て、先進国と新興国の間には、天国と地獄ほどの‥

DOL特別レポート

ライフネット生命 出口治明社長 特別寄稿 「政権交代で『政治の見える化』は期待できるか」

民主党が誕生してから1カ月間。マニフェストの遵守も記者クラブ‥

『社会貢献』を買う人たち

来年、大ブレイクの予感も!? 「社会貢献ブーム」を裏付けるこれだけの理由

読者の中には「社会貢献ブームがホントに来てるのか?」と疑問を‥

SPORTS セカンド・オピニオン

TBS番組で激怒し、代表選後のインタビューを拒んだ岡田監督の胸中

岡田武史監督とTBSの間でトラブルが発生した。問題が明らかに‥

【特別企画】ここまで来た企業の社会貢献

パソコンで参加できる、地球のためにちょっといいこと

複合機を中心に情報機器事業を世界で展開するコニカミノルタは…

新着トピックス

リーマンショックから1年 世界経済の激流をグラフで可視化する
リーマン破綻で揺れた政府と市場の混乱 世界経済危機はこうして幕を開けた
inside Enterprise
話題のホンダの電動一輪車 真の狙いは“究極のバイク”
「稼げるチーム」をつくる!営業マネジャーの教科書
部下のモチベーションと営業成績を高める 「営業PDCAサイクル」とは?
inside Enterprise
1回目の債権者集会は順調でもアイフルのADRに残る“火種”
女性社員のトリセツ
「どうせハケンだから…」と 派遣社員がやる気をなくす上司の一言
ビジネスマンのための 大学・大学院の歩き方
「国立大学法人 北陸先端科学技術大学院大学 大学院知識科学研究科 技術経営(MOT)コース」技術の分かる経営者、経営の分かる技術者を育成!
広瀬隆雄 世界投資へのパスポート
「特別引出権(SDR)」が話題になるのは インフレが襲ってくる前兆なのか?
藤井英敏 株式市場サバイバル!
日経平均上昇加速のサインは、 13週移動平均線のブレイクだ!
3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言
NPOに学ぶ使命・訓練・責任この三要素の重要性
今週のキーワード 真壁昭夫
経済状況は「天国と地獄」の差! 先進国を凌駕した新興国が迎える“岐路”
効率的にビジネス拡大を実現
ヤフーへの広告掲載で集客効率アップ!低コストで高い効果を実感

最新の連載一覧

すべての連載

特集を見る

Diamond Premium 最新記事 無料会員登録すると全文が読めます

トップコンサルタントが教える 勝てる営業・マーケティング戦略
リスクを最小限に抑えて成功する! 起業・新規事業開発のステップ
山崎元のマネー経済の歩き方
日本株ストラテジストのたそがれ
短答直入
経費削減計画は1年前倒し 2000人の直販社員を武器に医療保険などを拡販する 富士火災海上保険社長 近藤 章
週刊ダイヤモンド 健康とからだ新常識
3000万人の国民病 非飲酒者でも肝硬変に 脂肪肝
Close Up
ムダ・ダムは国交省だけじゃない! 農水省所管の農業用ダムの実態
野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む
輸出産業を苦しめる急激なドル安・円高! 原因は投機資金によるドルキャリー取引か?
公認会計士・高田直芳 大不況に克つサバイバル経営戦略
景気は本当に回復したのか? コマツとクボタの分析でわかる在庫調整に潜む罠
ボーナス一括払いも規制対象!?
「(年収-生活維持費)×0.9」の公式適用でカードのボーナス一括払いにも影響が…
サム・ライミ監督のホラー映画に30名様ご招待
映画「スペル」試写会に抽選で15組30名をご招待します。11/2(木)19時00分開映、東京・九段会館にて。

あなたの「可能性」を広げるために・・・
? 営業関連の求人情報
? 各種コンサルタントの求人情報

著者プロフィール

田中秀征
(元経済企画庁長官、福山大学客員教授)

1940年長野県生まれ。東京大学文学部、北海道大学法学部卒業。
83年、衆議院議員初当選。93年6月、新党さきがけ結成、代表代行。
細川政権発足時、首相特別補佐。第一次橋本内閣、経済企画庁長官。
現在、福山大学客員教授、「民権塾」塾長。

この連載について

かつて首相特別補佐として細川政権を支えた田中秀征が、期待と不安に溢れた民主党新政権の動向を鋭く斬り込む週刊コラム。未だ未知数である民主党政権の政局をウォッチしていく。

Recommend 話題の記事

DOL特別レポート
第2回 城山三郎経済小説大賞発表! 大賞は『ピコラエヴィッチ紙幣』(熊谷敬太郎)
野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む
輸出産業を苦しめる急激なドル安・円高! 原因は投機資金によるドルキャリー取引か?
今週の週刊ダイヤモンド ここが読みどころ
ドラマだけでない“骨肉の争い” 「賢い相続・贈与」の完璧入門
Close Up
ムダ・ダムは国交省だけじゃない! 農水省所管の農業用ダムの実態
イマドキ職場のギャップ解消法
定時に帰りたがる社員はやる気がない? 「残業派」社員が「定時派」社員と対立しない方法
トップコンサルタントが教える 勝てる営業・マーケティング戦略
リスクを最小限に抑えて成功する! 起業・新規事業開発のステップ
inside Enterprise
創業業態「すかいらーく」消滅へ 業界の注目が集まる次の嫁ぎ先
週刊ダイヤモンド編集長インタビュー
ホンダ社長 伊東孝紳インタビュー 「時代は変わった!トータルな価値を高めないとクルマは売れない」
公認会計士・高田直芳 大不況に克つサバイバル経営戦略
景気は本当に回復したのか? コマツとクボタの分析でわかる在庫調整に潜む罠
ビジネスモデルの破壊者たち
われわれはなぜグーグル書籍検索和解案に反対するのか?~MS・ヤフー・アマゾン連合の影の立役者に聞く

雑誌定期購読のご案内


詳しくはこちら

特大号・特別定価号を含め、1年間(50冊)市価概算34,500円が、定期購読サービスをご利用いただくと25,000円(送料込み)。9,500円、約13冊分お得です。さらに3年購読なら最大49%OFF。


詳しくはこちら

1冊2,000円が、通常3年購読で1,333円(送料込み)。割引率約33%、およそ12冊分もお得です。
特集によっては、品切れも発生します。定期購読なら買い逃しがありません。


詳しくはこちら

「ザイ」は年間12冊を予約購読すると、市販価格 7,200円→6,600円(税・送料込み)で、1冊分お得。
※別冊・臨時増刊号は含みません。


詳しくはこちら

偶数月の1日発売(隔月刊)。1年購読(6冊)すると、市販価格 5,880円→4,700円(税・送料込)で、20%の割引!
※別冊・臨時増刊号は含みません。

お知らせ・ご案内

会員専用ページ開始のお知らせ
7月より一部の記事で、無料会員登録した方だけが全文を読める形に変わりました。詳細はこちらをご覧ください。