髪、傷む?ダメージヘアにヘナ!
茶髪(ブラウン)にヘナしたら赤茶に染まる。プリン状態をヘナで解消するやり方
茶色×赤オレンジ=赤茶
当然といえば、当然の結果ですが、「茶色×赤オレンジ=赤茶」です。
茶髪にヘナしたところ、綺麗に赤茶に発色している。
よくある質問に、「茶髪プリン状態で、それを解消したい」というのがあります。 ヘアダイで茶髪にしますと、当然ですが、しばらくすると黒い髪が根元からでてきます。 これって、白髪とは逆ですよね。白髪が出てきた!いやだわーーと、ヘアダイで染める人がいます。同様に、茶髪にしておしゃれ!はいいけども、しばらくすると根元から黒髪が生えてきて、プリンになってきますので、また、ヘアダイで茶髪に染めます。それを延々と繰り返していきますと、髪がばさばさになり、かなり傷みます。もう続けたくないと、自然なもので、この茶髪プリンを解消したいという相談がよくあります。
あまり暗くしないで、自然な素材でプリンを解消し、ダークブラウンくらいに染めたいです
なぁ〜んて、虫のいい相談をしてきたりする。「色にこだわるならヘアダイを続けてください」と、お伝えするしかないですが、 でも、そこをなんとか、っていう場合は、できる範囲で、できることをしましょう!とこうなるわけなんです。
ヘナとインディゴで茶髪プリンを解消
茶髪にして、しばらくすると地毛から黒い髪が生えてきて、とくに天頂部分、髪の分け目部分あたりに黒髪が目立ってきて、いわゆるプリン状態になります(上の図の1)。この状態でヘナしますと、茶髪の部分が赤茶に染まり、地毛の黒髪の部分はヘナではほとんど染まらないため、ヘナプリンになってしまい(上の図の2)、ある意味では、茶髪プリンより目立ちます。これでは具合が悪いため、インディゴで後染めをし、赤茶に染まった部分を暗めにすることで、地毛の黒い髪の部分との段差をわかりにくくします(上の図の3)。
ヘナとインディゴで金髪プリンを解消
インディゴの後染めについて
インディゴの後染めは、なかなか奥が深いですが、簡単に説明すると、ヘナを仮に50g使ってヘナしたとしますと、インディゴも大体同じくらいの量を使い、インディゴの重さの4倍くらいのお湯で溶かしますとマヨネーズ状(4倍液)にあがりますので、これをヘナと同じようなやり方で髪に塗ります。もちろん、インディゴの量をヘナの使用量の半分くらい、ヘナが50gくらいだったらインディゴ25gくらいを、その重さの8倍くらいのお湯、つまり200gくらいのお湯で溶かし(8倍液)、リキッド状にしてハケで髪にしみこませていくのもよいでしょう。ただ、塗りやすいのは、4倍液程度です。節約では断然8倍液がいいでしょう。やりたいほうでやります。染まりには、実は大きな違いがないようです。で、これを5分〜15分なじませてから、洗い流します。あまり濃くしたくない、暗めにしたくない場合は、たぶん、5分〜くらい。真っ黒にしたい場合は15分〜30分で洗い流します。15分〜30分、髪においたままにするには、4倍液くらいでないと具合が悪いです。インディゴはヘナと違い保水性が悪いため、額からタラーーーとインディゴ液が垂れてきます。短時間でさっとやる場合は8倍液をハケなどで乾いた髪に吸い込ませるように塗っていくといいでしょう。5分で洗い流し、ヘアドライアーで速乾させずタオルドライで自然乾燥させます。速乾させるとインディゴの発色が悪い場合があります。
インディゴの後染めで黒っぽくなってしまった場合、ヘナで再度、全体を染め直す。
インディゴの後染めで黒っぽく発色してくる場合があります。これはこれで、プリン状態の段差がわかりにくくなり、というか、ほとんどわからなくなり、いいことはいいのですが、これだと、少し明るすぎる!もっと明るめに戻したい!という場合は、次回、ヘナをしますと、地毛の黒髪の部分がわずかに明るくなり、さらに、プリンだった部分も少し明るくなります。
日がたつとインディゴが褪色していくことについて
インディゴ染めの後の発色がかりに黒っぽく染まったとしても、実際は、インディゴというのは日数を経過していくにつれ、じょじょに褪色していき、下地にあるヘナの色が出てきます。これも難しいのですが、これはあくまで一般論で、人によって黒に染まったまま褪色せず、そのままの状態を保つ場合もありますので、一概にインディゴは褪色しますとは言い切れませんが、インディゴで黒っぽく発色しても、褪色する場合もありますので、まずは様子をみてから、次ぎにどうするかを決めていきましょう。何しろ、自然の素材ですので、曖昧な部分があり、ケミカルなせ製品のような画一性がないのです。