(cache) 参院統一補選、いずれも民主優位 神奈川、静岡両選挙区 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 参院統一補選、いずれも民主優位 神奈川、静岡両選挙区

     25日投開票の参院統一補欠選挙で、共同通信社は16~18日の3日間、電話による世論調査を実施し、取材結果も加味して情勢を探った。

     神奈川、静岡両選挙区とも民主党新人が優位に選挙戦を進めている。ただ投票する候補者をまだ決めていないとする人が両選挙区とも5割余りに上り、情勢は変化する可能性がある。

     神奈川選挙区では、民主党のエコノミスト金子洋一氏(47)=国民新推薦=が、党のマニフェスト(政権公約)実現を掲げ同党支持層の8割近くを固めた。街頭演説を徹底する“空中戦”を展開、無党派層の支持はまだ3割でさらに浸透を狙う。

     自民党の元横浜市議角田宏子氏(42)は、党の「再起動」を旗印に組織固めに力を入れ同党支持層の7割をまとめた。自主投票を決めた公明党支持層の6割近くも固めたが、無党派層の支持は1割にとどまっている。

     共産党の党県常任委員岡田政彦氏(43)は同党支持層の8割強を固めたが、ほかへの広がりを欠いている。

     静岡選挙区では、民主党の医師土田博和氏(59)=国民新推薦=が、党幹部の手厚い応援を得て民主党支持層の8割を固めた。ほぼすべての年齢層で他候補に大きく差をつけている。ただ、無党派層の支持は3割にとどまっており、知名度アップが課題。

     自民党の富士常葉大非常勤講師岩井茂樹氏(41)は自民党支持層の7割を固めたが、推薦を見送った公明党支持層には5割しか浸透していない。若さをアピールして街頭演説を重ねるが、無党派層の支持は2割弱と伸び悩んでいる。

     共産党の元衆院議員平賀高成(55)は共産党支持層の9割近くを固めたが、同党以外への浸透が遅れている。

     政治団体「幸福実現党」が擁立した神奈川選挙区の党幹事長代理加藤文康氏(47)、静岡選挙区の党特別顧問矢内筆勝氏(48)はいずれも支持が広がっていない。

      【共同通信】