東亜日報に載った農業制度改革の記事は、協同農場の作業単位である分組を2,3世帯とする措置が今年3月から実施される、と伝えている。集団農業の体裁の下で家庭営農が事実上認められる可能性もあるという。
しかし、昨年出版された朴貞東氏の『北朝鮮は経済危機を脱出できるか』では、1996年の改革で分組の単位が家族、親戚単位になった、としている。どちらが本当なのか、よくわからない。
朝鮮新報のバックナンバーを調べてみると、青山協同農場 高まる労働意欲、強まる団結力という昨年11月の記事に現在の農業制度への言及があった。分組は10-15人からなっていて、2002年の改革で分配の単位が班(いくつかの分組により構成)から分組へと変わったという。これは東亜日報の記事と整合性があるように見える。
いずれにせよ、北朝鮮の集団農業が確実に解体へと向かっていることは確かだ。それが生産性の向上につながる可能性もある。関連する報道には今後も注目していきたい。
投稿者 kazhik : 2005年1月 8日 07:58kazhikさん、こんにちは。
いつも興味深く拝見します。
ところで、私のweblogですが、諸般の事情でURLが
変わりましたので、お手数をお掛けして恐縮ですが、
リンク先を変更していただければ幸いです。
北朝鮮・チベット・中国人権ウォッチ
http://watch.blogtribe.org/
まことのコメント(2005年1月 9日 05:41)
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