1978年に拉致された田口八重子さんの兄による手記。
拉致された当時、田口さんには二人の幼い子どもがいた。著者はそのうちの一人、耕一郎さんを引き取り、養子として育てる。1987年に大韓航空機事件が起こり、田口さんが犯人の教育係だったことが明らかになると、著者の家族はマスコミの取材攻勢にさらされた。興味本位でプライバシーを暴きたてるマスコミを著者は「すべてが敵でした」と振り返る。しかし2002年9月の日朝首脳会談をみて家族会の一員として活動することを決意した。2004年2月には耕一郎さんも参加。
大韓航空機事件の報道に関してマスコミから謝罪があった、という記述は、残念ながらない。
出版:2004年5月、日本テレビ放送網
推薦度:★★★★★
飯塚さんの書かれた本を読みました。
妹さんの長男の育て方に関心し,拉致問題に対しての考え方にも共感します。
今日は北朝鮮から拉致された人たちの調査報告がされる日であり,どんな結果がニュースで報道されるか注目していました。
NHKの7時のニュースでは3番目の扱いになっていました。
温泉のにせ表示問題・UFJの問題は拉致問題からすれば全く次元の低い問題ですがこうしたニュースが先行しました。このNHKの報道姿勢にあきれました。
北朝鮮の今回の報告はまったくふざけたものであり,大多数の国民は北朝鮮に怒りを感じていると思います。これに対しては全国各地で国民決起集会を開くべきと思います。
また決起集会に参加しない人達も集会と同タイミングで「返せ,返せ,返せ」のシュプレヒコールをするようなことにしては如何ですか。
佐藤保夫のコメント(2004年8月11日 22:59)
今朝のNHKのニュースで今回の北朝鮮の報告に対して
「家族会から不満の声(?)がーーーーー」がでているというようなことが報道されましたが家族会からという表現は間違っていると思います。
国民の多数がそう感じているはずですから。
どうもNHKの報道が国民の意見に合致しない報道になっています。北朝鮮がこうした報道をみているはずなので,NHKの拉致問題に対する報道姿勢をただす動きも必要と思います。
何か拉致問題の報道事項があれば常にトップにすること,家族会の意見としてではなく国民という表現にすべきです・
佐藤のコメント(2004年8月13日 14:16)
こんにちは、佐藤さん。
NHKの報道姿勢はそれほどおかしくないと思います。現在の日本の世論を反映しているだけです。ジェンキンスさんが日本に来たところで拉致問題は一段落、というのが現在の世論ではないかと。
ところで、飯塚さんの著書の感想ではなく、拉致問題について一般的に意見を述べたいのなら、掲示板でお願いします。あるいは、「今週の北朝鮮」のエントリにコメントする形にしてくれてもいいです。
kazhikのコメント(2004年8月13日 23:18)
このエントリーのトラックバックURL:
http://asiavoice.net/mt/mt-tb.cgi/33