裁判員裁判:呼び出し状忘れ「不出頭扱い」甲府地裁

2009年10月20日 12時38分

 甲府地裁(渡辺康裁判長)で20日に始まった山梨県初の裁判員裁判で、裁判員候補者とみられる女性が呼び出し状を忘れて不出頭扱いになった。裁判所の判断によるが、刑事罰の対象になる可能性もある。甲府地裁は「通常はあり得ない事態」と話している。

 地裁によると、この日の出頭対象候補者は34人。女性は選任手続きが始まる午前9時15分までに地裁に来たが、事前に郵送されていた呼び出し状や免許証などの身分証明書も持っていなかった。地裁側は選任手続きに参加できない旨を伝えると、女性は帰宅したという。

 この裁判では、無理心中しようと母親をナイフで刺した男性が殺人未遂罪に問われている。【中西啓介】

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