橋下知事、地方負担を批判 子ども手当「地域主権は偽装」 (10/20 12:26)
大阪府の橋下徹知事は20日、政府が創設を目指す子ども手当の財源をめぐり、平野博文官房長官が地方自治体の負担を選択肢の一つと示唆したことについて「民主党が勝手にやると決めたことに地方も一定の金を出せ、というのは独裁政治、共産国家。『地域主権』は偽装だ」と強く批判、全額国庫負担とすべきだとの考え方を示した。 府内の複数の市長から、実際に負担を求められた場合に子ども手当の事務を拒否すると持ち掛けられたことを明かし、「全面的に後押しすると答えた」と述べた。 橋下知事は、国と地方が協議する機関が設置されていないことが原因との認識を示し「地域主権と言いながら、(政策を)決めるときに国と地方が全く対等でない」と政府の姿勢を問題視した。 また、横浜市の中田宏前市長に要請した府特別顧問への就任について「正式な役職に就くのは難しい」と固辞されたことを明らかにした。府政の方針を決定する戦略本部会議には出席を要請するという。府庁で記者団の質問に答えた。 |