ホメオパシーの根本にある「毒を以て毒を制する」という発想は、医学がまだ呪術や魔術と分離していなかった時代から、割と一般的な考え方だった。ちなみにハーネマンは、高熱を発するマラリアの治療薬キニーネを服用したところ、健康であるにもかかわらず高熱が出たことから、ホメオパシーの発想に至ったという。
しかし、「問題の分子が一つも残らないぐらいに希釈する」というのはどういうことだろうか。そこまで希釈するならば、それはただの水でしかない。
ホメオパシー関係者は、「分子の刻印が水に転写される」という言い方をすることがある。しかし、現代の科学では、複数の水分子が特定の形状に組み合わさり、その形を保持できる時間を測定できる。それによると、水分子の塊が特定の形状を維持できる時間は非常に短く、とても薬効を期待できるレベルではない。
あるいは、「元となる物質の波動が水に転写される」という説明をするすることもある。しかし、その波動とは一体何だろうか。力学で扱う波動とは異なるようだ。ホメオパシー関係者の言う「波動」は、どうも「その物質の特徴」といった、きちんと定義できないあいまいなものであるように思われる。
「作用の機序は分からない。でも、実際にレメディを服用したら効くのだからいいじゃないか」という言い方も、通用しない。人間には、プラシーボ(偽薬)効果というものが存在する。薬理作用のない、デンプンや乳糖などから作った錠剤(プラシーボ)を「これは効きますよ」と説明してから患者に服用させると、本当にある程度効いてしまうのだ。人間には、「効く」と信じると、本当にある程度の効果が現れてしまうという機能が備わっている。
だから、新しい薬剤が本当に効くものか、それとも単なるプラシーボなのかを調べるための、二重盲検法(ダブル・ブラインド・テスト)という手法が確立している。まず被験者を2つのグループに分ける。一方には本物の薬剤を、もう一方にはプラシーボを投与する。
それだけでは、患者は投与する医師の顔色を読んだりして、「自分が与えられたのは本物か、それともプラシーボか」と勝手に判断してしまうかも知れない。また、治療効果を判断する医師も、無意識のうちに「こっちの患者グループには本物を投与したから、効くに決まっている」と考えてしまい、効果の判定に偏りが出る可能性もある。
そこで、被験者にも、試験を行う医師にも「この薬剤が本物か、それともプラシーボか」を知らせないようにする。これで初めて、「その薬剤は本当に効果があるのかどうか」を判断できるようになる。医師も、被験者もどちらの薬剤が本物かを知らない――だから、「ダブル・ブラインド」というわけだ。
「服用したら効いた」ではダメなのだ。二重盲検法で、「効果あり」という結果が出て、初めて効くということができるのである。
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