(cache) ウイグル会議主席にビザ 新政権初、中国の反発必至 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • ウイグル会議主席にビザ 新政権初、中国の反発必至

     鳩山政権が、来日を希望していた亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席に査証(ビザ)を発給していたことが19日、分かった。複数の関係者が明らかにした。20日にも米国から日本に到着する予定だ。

     中国から「民族暴動の扇動者」との非難を受けるカーディル氏は、麻生政権下のことし7月下旬にも来日したが、政権交代後は初めて。中国の反発は必至だが、日本側は「国内法に基づき査証を発給した。批判される理由はない」(政府高官)と、従来の立場を継承した。

     関係者によると、カーディル氏は8月の衆院選直後、日本の民間人を通じて来日の意向を外務省に打診。政府はいったん態度を保留したが、新政権発足後にカーディル氏来日の是非を協議し、受け入れを決めた。「政治活動の自粛などの条件は一切付けていない」(政府筋)という。

     支援者によると、カーディル氏は11月初旬までの日本滞在中、都内や関西、九州各地の大学で開かれる交流会に出席するほか、同氏に関する著作物の出版記念会に参加。7月の来日時には自民党本部を訪問したが、今回は政党を訪ねる予定はない。

     中国の民族問題をめぐっては、鳩山由紀夫首相は野党時代、チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世と数回会談している。中国新疆ウイグル自治区ウルムチで7月に大規模な暴動が起きた際も、中国当局に適切な対応を求めている。

      【共同通信】