Josie

男性から女性に変身したアメリカ在住のJosie Romeroちゃん(8)が話題になっている。15日、デイリーメールが報じた。

母・Venessia さん(42)によると、男性としてこの世に生を受けたJosieちゃんはよちよち歩きのころから女の子のおもちゃを欲しがり、兵隊の人形をまるで赤ちゃんのように抱っこして遊んでいたそう。そして4歳で「私、本当は女の子なの」と両親に告白。5歳のころには髪の毛を切りたくないと主張し、かわいらしいオレンジ色の服しか着なくなった。

両親は、Josieちゃんが「私は女の子よ」と言うたびに「あなたは男の子よ」と言い聞かせていた。だがインターネットで「トランスジェンダー」(現在の日本では性同一性障害と呼ばれる)を検索したところ、ほかにも彼女のような子供が数多くいることを知った。そしてどちらの性で生きるかを選択させようと、クローゼットに男子用、女子用の服を半分ずつ入れ、「どちらでも好きな方を着ていいのよ」と提案したところ彼女は毎日女の子の服を着たという。その後、専門家によりトランスジェンダーと診断され、両親は彼女の出生証明書、住民票、パスポートなどをすべて「女性」に変更した。

しかし、Josieちゃんが“完璧な女性”になるためには、12歳になったあたりからエストロゲンを含んだホルモン剤を投与し、大人になれば手術をしなければならない。(※現在は性転換手術を行っていない。)彼女は、「もうこれ以上、自分を誤魔化さなくてもいいし、周りにも“女の子”だと分かってもらえて幸せよ」と話している。

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また、彼女につきまとう困難はこれだけではない。学校でクラスメイトに馬鹿にされたため、家で勉強しているそうだ。高校には通う予定だというが、それもまだまだ先の話。母・Venessia さんは「Josieは、同じ境遇の子供たちとトランスジェンダーについて話すことを楽しんでいる」と語った。

「女の子なら、キッチンでお料理したり、パンを焼いたりできるもの」と話すJosieちゃんの言葉が妙に心に残る。性別で役割が決まるとは言い切れないが、“草食系男子”や“肉食系女子”などが溢れジェンダーが曖昧になりすぎているのではないだろうか。

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