2009-10-19

「いかにも理系」だった元彼氏がそこそこさわやかになった3つのステップ

「お洒落じゃなくても、清潔感があればいい」という言葉に「じゃあ具体的にどうすれば」という人もいるだろう。

ここにひとつの実例を記録しておきたいと思う。

25歳童貞だった、理系修士卒の元彼氏

出会った時の印象は「暗い、いかにも理系くん」。

でも、話してみると意外とウマが合って、いろいろあって付き合うことになった。

彼の外見は、

身長は高い。細マッチョ気味。

・足短い、頭でかい

・真っ黒な剛毛、一応短くしてますってだけの髪型

タックインはしてないけど、どどめ色ネルシャツ

古着屋で買った、くすんだベージュミリタリーコート(冬中いつもこれ)

・黒いナイロンリュックサック

・おじさんぽい皮のスニーカー

・まゆげぼさぼさ(太い)

よく見るとかわいい顔してるのに、これはもったいないなーと思った。

本人は、こぎれいにしたいという気持ちはあるけど、どうしていいかわからないという。

で、買い物や、服のコーディネートに関して、全面的に相談に乗ってほしいと言われた。

そして、お洒落な知人男性から知恵を借りつつ、試行錯誤で実行したのが以下のステップである。

1.美容院に行った

一人では怖くておっさんがやってる床屋にしかいけない!というので、一緒に美容院に行った。

髪型美容師さんにお任せ。

社会人なので染めることはしなかったけど、多すぎる髪をすいて、短めに切ってもらった。

ワックス等あまりつけなくても維持できる髪形。(沢村一樹みたいなの)

これでかなり劇的に垢抜けた。出来上がりを見て思わず笑ってしまったほど。

あと、私が持っていたアイブローお手入れセットで眉毛を整えた。

(本当は美容院でやってもらえばよかったのだが、当時それができることを知らなかった。)


2.ユニクロコムサで買い物をした

まず、当時主流だった濃色ストレートデニムを購入。

それから、色味がきれいで、ジャストサイズのトップスを何着か。

とにかく、着古してよれてる、暗い色の服ばかりだったのでこれを一新した。

「着心地が楽」というだけで選んでいた、大きめサイズから、体にフィットするサイズに。

せっかくきれいな体してるのにもったいないもんね。

ここまでで、ぱっと見の「暗い」という印象はかなり変わった。


3.ボーナスセールを利用してアウター、バッグ、靴を買った

ずっと着てた微妙すぎるミリタリーコートのかわりに、アバハウスジャケットときれいめダッフルコートを買った。

(いろいろ店を見たが、肩幅が大きくて入る服がなかなかなかった。アバハウスの「4」しか無理だった)

靴はマルイカジュアルな革靴と、ABCストアでほっそりしたシルエットのスニーカーアディダスかな?)を。

遠距離恋愛で、リュックにぎっちり荷物を詰めて会いにきていたので、モノコムサで鮮やかな黄色のキャリーを買った。

それからポーターの小さい肩掛けバッグを買って、財布・携帯を入れるようにした。

時計をしていなかったので、FOSSILのファッションウォッチを買った。

デニムも、ディーゼルでラインのきれいなのを一本追加。これが本当に足が長く見えて驚いた。


ステップ2までは3ヶ月くらい、ステップ3でさらに半年くらい。

結果としては、ずいぶん明るい印象になったし、さわやかになったと思う。

(と言って、モテになったわけではないけど。人見知りな性格が問題。)

洒落!ではないけど、清潔感がある、見た目がプラスにもマイナスにもならない状態ではあると思う。

今でも自分で服を選んだり、服屋の店員と話すのは苦手なようだが、ワンシーズンに4,5着は買って、新陳代謝させている。

試行錯誤する中で、ユニクロでもなんでも、とにかくジャストサイズで、きれいな色の服を選ぶのが大事だと思った。

黒、グレー、カーキだけじゃなくて、さし色を入れていくこと。

それから、使い古しすぎているものを更新する。

本人は気に入っていて使い勝手もいいかも知れないけど、客観的にはやっぱりちょっと違和感がある。

というか、そのひとつアイテムだけで、貧乏くささがMAXになる。


店やアイテムの選び方について、上記のは本当におしゃれな人から見れば笑っちゃうようなチョイスかも知れないけど、

そういう「おしゃれ界隈」での評価にとらわれずに、まずぱっと見こぎれいにしていくっていうのも、第一歩としては大きいのではないだろうか。

洒落な人に「お洒落」と認めてもらうことが目的ではないからだ。

学生さんだと、スクールカーストファッションによる友人選択が行われていて、難しい面もありそうだが…。

ちなみに「元彼氏」と書いたが、現在は「夫」になっている。

追記

増田に初めて書いたのですが、いっぱいブクマされておびえています。

特定怖いので少しだけ変えました。

小心者なのに深く考えず書いてしまい申し訳ありません。

私はもともと洋服は好きだったのですが、メンズにはあまり興味がなかったです。

あと、「プラスのお洒落」というか、特徴あるアイテムを買って凝った格好をするのが好きなのです。

つまり、私自身は服オタの気があるということです。

それで、「プラスマイナスゼロ」っぽいメンズの着こなし(と言うほどのものでもないが)と言うのをいろいろ試行錯誤しました。

そのときのノウハウのようなものを参考にしていただければなーと思って書きました。

完全にスタイリストみたいに振舞ったのではなく、二人三脚でいろいろやってみた、という感じです。

それから、さし色と言うのは、モノトーン(白黒グレー)や地味な色合いの服装をしたときに、

一色きれいな色(黄色、緑、ピンク、紫など)を加えることでワンポイントにする、というテクニックです。

きれいな色と言うのは、普通に見てきれいな色のことです。

グレーやカーキのような、くすんだ印象の色でなく、原色でもない、普通にきれいな色を指します。

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  • http://anond.hatelabo.jp/20091019124236

    奥さんの自己都合的なバイアスがかかった話をされてもなぁ… 元彼ならまだしも。 男もこれくらいがんばって黙って言う事聞いていれば 相手はこんなに満足するよ! って実例ではある...

    • http://anond.hatelabo.jp/20091019125417

      でも髪を短く切っておくのと、ヨレた服を早めに捨てて新しいものに替えるのだけでもやっておくと、かなり違うよ。

  • http://anond.hatelabo.jp/20091019124236

    いや、この増田の言いたいことは私と出会った彼サイコー! ってことじゃなくて、 うだうだ言ってねえで非モテは1,2,3をやってみろってことじゃねえすかね。

  • http://anond.hatelabo.jp/20091019124236

    普通になんかいいな。 文句を言うだけじゃなくて、変えようとしてくれる女性は貴重。