岡山放送局

2009年10月19日 21時30分更新

新型用ワクチン 接種が始まる


新型インフルエンザへの感染が拡大するなか、患者の診察にあたる医師や看護師などの医療従事者に対するワクチンの優先接種が19日から岡山県内の病院で始まりました。

岡山県内では、およそ1500の医療機関で医療従事者への新型インフルエンザワクチンの優先接種が行われることになっています。このうち倉敷市の倉敷紀念病院では19日から、医師や看護師などに対する接種が始まりました。
接種にあたっては、病気にかかっているかや、家族がインフルエンザに感染していないかなど、15項目について問診票に書き込んだうえで、ワクチンの接種を受けます。
この病院では、19日と20日の2日間で、インフルエンザの患者を診察する内科の医師や外来を担当する看護師、それに受付の事務職員に対してワクチンを接種する方針で、全体の職員のおよそ23パーセントにあたる62人が対象となるということです。
種を受けた看護師は「ワクチンを接種したので安心して患者に応対できる」などと話していました。倉敷紀念病院の矢野達俊診療部長は「われわれ医療関係者が感染してしまうと、医療を提供できなくなるので、先に接種させていただき、万全の態勢で患者の診察にあたりたい」と話しています。