2009年10月19日 21時30分更新
日本の学校現場での取り組みを知ってもらおうと中国から招かれている教員らが19日、総社市の小学校を訪問し、児童たちと交流しました。
総社市の小学校を訪問したのは中国の公立小学校で校長や教頭をつとめている教員など、あわせて29人です。
一行は文部科学省の招きで今月13日から日本を訪れていて、19日は学校現場での取り組みを視察するため、総社市の山手小学校を訪問しました。
教員らが学校を訪れると300人あまりの全校児童が歓迎し、中国語の歌「まつり花」を歌いました。このあと、教員たちは6年生の算数の授業を見学し児童たちが立体の体積を求める問題を解いて、答えを発表する様子を視察しました。また、視察にきた教員の1人が算数を教える場面も見られ、中国人の教員は「正解を求めることも大事ですが、なぜ学ぶかを考えることも忘れないでください」と児童たちに呼びかけていました。
吉林省から訪れた男性の教員は、「日本の学校でも中国の学校と似た取り組みが行われていて、日本と中国の教育の近さがわかっただけでも、とても有意義な経験になりました」と話していました。